12V補助バッテリーのすすめ

メカニズムのすすめ
この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
はてな子
はてな子

最近はハイブリッドが増えて
12Vバッテリー不要じゃない?

こたえさん
こたえさん

重要な役割があるよ

電動車には走行用に大きなバッテリーを搭載しているので不要では?と思う人も多いはず

今回は12Vの補助バッテリーについてです。役割長持ちする方法を解説していきます

広告

12V補助バッテリーとは

補助バッテリーは車に搭載されているバッテリーで主に電装品とセルモータの電源に使われています

乗用車は12Vで、大型車は12Vを2個直列で繋いで計24Vで運用されています

バッテリーの構造
画像 モノタロウより引用

電極に鉛、電解質に希硫酸を使っています。なので鉛バッテリーと呼ぶことも有ります

希硫酸は周りの物を溶かします。取り扱いには注意しましょう

※今後はバッテリーと略します

ここからは役割を見ていきます

エンジンスタート

エンジンを始動する時のモーター用に電気が必要です

エンジン停止後に次回始動用の電気を溜めておくのが大きな役割です

ナビや指示器等の電源

ライト類や快適装備は補助バッテリーからの12V電気で動いています

エンジンで発電した電気をバッテリーに溜めて使っています

なぜ一度溜めてから使うのかは次で

電圧の調整

バッテリーを通すことで電圧を安定させる効果があります

エンジンの回転で発電した電気は回転と共に電圧が上下します。

ライトに使うと明るくなったり暗くなったりしてしまうので補助バッテリーから取っています

なぜ電気自動車にもバッテリーが?

電気自動車にも補助バッテリーが搭載してあります。
走行用バッテリーから取れば良いのになぜでしょうか?

一番は事故などの災害時に電気を確保するためです

衝突の破損時に高電圧の走行用バッテリーから電気が漏れると大事故になります

そこでブレーカーで完全に遮断します

ですが遮断すると電源が無くなりハザードやライトも点きません

そうすると後続車から発見が遅れ二次事故の危険が発生するので点灯用に搭載しています

広告

バッテリーを長持ちさせるには?

このバッテリーはスマホなどのリチウムイオンバッテリーとは特性が違います。

スマホのバッテリーは程よく使って充電するを繰り返すと長持ちですが

コチラは常に満充電がもっとも長持ちします

ですので「エンジンを停止中にナビ等を使う→走って充電をする」と劣化が早くなります

バッテリーの為には常にエンジンをかけたままの方が良いです

ですがアイドリングではクーラーやライトを同時に使うと発電が間に合わず

バッテリーからの電気を使ってしまうことがあるので注意してください

あとこちらは個人ではどうしようもありませんが高温下で影響を受け劣化します

エンジンルームにあるものはトランク設置型より寿命が短くなります

広告

アイドリングストップ車には専用のバッテリーを

先程説明した通りバッテリーは常に満充電が長持ちします

しかしアイドリングストップ車はセルも含め停止時に大きく消費します

走行中に充電してまたストップ時に消費。最悪の環境になっています

なので普通のバッテリーではヘタリが激しくアイドリング車専用のバッテリーが必要です

専用バッテリーの検索はコチラ

どれくらいで交換するのが良い?

寿命は2~3年程度ですが製品によります

個人的にはバッテリーメーカーの保証期間が過ぎた冬前に交換が望ましいと思われます
(夏に劣化し冬に性能が下がる為)

直結始動

バッテリーが終わるとエンジンが始動できなくなり、他車に繋いで始動します

迷惑をかける上にメンドウなので頃合いで交換しましょう

車種別バッテリー検索はコチラ

バッテリーはタイムマシン⁉

考えてみるとエンジン始動時の電気は過去にエンジンが回っていた時の物

言い換えれば過去のエネルギーが今にタイムスリップしたと言ってもいいかも

バッテリーは電気のタイムマシーンですね!

バッテリーは三種類

鉛バッテリーは「解放型」「密閉型」「完全密閉型」の三種類があります。

開放型

普通のバッテリー。電解液が蒸発するので蒸留水を継ぎ足す必要があります
一番安価ですでコスト重視のトラックバスはコレを使用しています

密閉型
(メンテナンスフリー型)

蒸発した電解液を循環させるため減りが少なく補充の必要なしです
少し値段は上がりますが、車自体がメンテナンスフリーなのでコチラがオススメ

完全密閉型

メンテナンスフリーなのは同じですが、横置きに対応したものです
乗用車では稀でスクーターなどの小型二輪に多く使われています

バスは4つ使う⁉

バスは12Vのバッテリーが4つ搭載されており、12V×2=24Vが2セットです

1セットは一般車と同じくセルやライト用

もう1セットは行先掲示版や料金収受機器用

分けてある理由は、エンジンをかけるときは大電流が流れ電圧が下がります

そうすると電力が不足し料金収受機器が一時ダウンすることが。

再起動の間はカードでの料金の収受が出来なくなり運行に支障が出ます

そのため別系統でバッテリーを用意して機器が止まらない様にしています

自分で交換やってみた!

管理人が自分で交換した時の動画です。一度バッテリーを完全に外して交換しました

この方法だとナビの設定や時計がリセットされてしまいます

ジャンパー等で電気を保持すればリセットされずに交換できますよ

バッテリーはネットがお得

正直に言って用品店でバッテリーを買うと高いです

理由はバッテリーが駄目になってから来る客も多いからです

バッテリーが駄目になった場合は必要に迫られ、言い値で買うことになり高価

店からする価格を下げ多売するのと少数を高く売るのは利益的に変わりません

ですので用品店は安く売らない。同じバッテリーを買うならネットが断然お得です

自分で交換するならネット一択ですね

お得なバッテリー検索はコチラ

まとめ

  • 12Vバッテリーはエンジンをかけるのとライト等を点けるのに必要
  • バッテリーを長持ちさせるにはエンジンオフで使わない
  • アイドリンストップ車は専用バッテリーが必要
  • 交換は保証期間が過ぎた冬前がベスト
  • 自分で交換はカンタンなので安いネットで買うが良い

バッテリーは目立ちませんが、劣化すると面倒が多いです

定期的にメンテナンス・交換をして安心/快適なカーライフを

コメント

タイトルとURLをコピーしました