現代において「エコ・環境に優しい」は重要な要素
自社の製品を売りたいがために都合の良い情報が流されています
「実は…」な事実を暴露しちゃいます
エコについて勘違いしていること編です
電気自動車は大してエコではない
電気自動車とガソリン車のエネルギー消費比較
この図はガソリン車と電気自動車(以下EV)の原油からのエネルギー比較です
ガソリン車は一般的な車と燃費が近いですね
つまりハイブリッド車との比較であればEVと差は無いということです
(ハイブリッド車25km/ℓ程度)
エアコンを使うと
また、これは「エアコン」が計算に入っていないと思われます
暖房を使うとEVは電気を消費します。ハイブリッド車はエンジンの廃熱を使い無駄がないです
現状ではハイブリッドの方がエコですね
将来的には
現在は原発が止まり、火力発電がメインなので石油依存が高いです
将来的に原油比率が減れば、ガソリンのエネルギーしか使えないハイブリッドよりも
風力、太陽光も含め電気であれば何でも使えるEVが有利になります
EVはこれからエコになるのね
水素自動車は全くエコじゃない
トヨタ(レクサス)が限定的ですが、電気自動車を販売https://www.asahi.com/articles/ASNBQ5QP4NBQOIPE016.html
「電気自動車(日産)はダメ」「水素自動車(トヨタ)が次世代車」と言っていました
EVの販売は事実上の敗北宣言?
水素はガスから作る
「水素は水を分解して作るから無限」の様に思っている方も多いと思いますが
実際は天然ガスを分解して作っています
水から水素を作ると効率が悪い
水から電気分解で作れるというのは全くのはウソではありません
しかし、今のところ効率が悪いです
内容に入る前に、水素自動車について簡単に説明します
タンクに溜めた水素(H)と空気中の酸素(O)を化学反応させ
水(H2O)になるときに発生する電気でモーターを回し走ります
しかし、この時にすべてが電気になるわけではなく「熱」も発生します
熱に変わったエネルギーは無駄に捨てることになります
しかも熱は、水を電気で分解し水素を作る時にも発生します
二重で熱を作ってしまうので効率が悪くなります
車載水素タンクは水深7000m
水素はエネルギー密度が低く、持ち運びに苦労します
方法は二つ
①約-260°に冷やし、液体にする
②圧縮して大量に詰め込む(約700気圧)
①は車のサイズでは難しいです
②の方式が採用されています
だが圧縮に車が50km走る電気を使います
しかも圧縮すると熱が出るので冷却も必要
常温で液体に保つ技術が待たれます
効率については少し前の資料をご覧ください
http://syachiraku.com/archives/20171008/ev-is-more-efficient-than-fuel-cell-vehicles.html
将来に期待
水素の製造・保管は次次世代の技術が必要になりそうです
EVの次の技術として期待しましょう
楽しみにして待ってます
ダウンサイジングターボは燃費が良くない
ヨーロッパでは人気のエコ技術「ダウンサイジングターボ」ですが日本では流行りません
ズバリ言うと「日本ではエコじゃないから」です
ダウンサイジングターボとは
ダウンサイジングターボ(以下DST)とは
大きなエンジンだと普通に走るときは無駄が多いので小さいのにしましょう。
だけど坂道や加速で力が要るので、その時はターボで補いましょう。
というエンジンです
↓こちらも参考に
燃費は10%程アップ
10%程燃費が改善されるといわれています
実際のところは乗り方次第となっています
あまり良くならないのは日本の道路事情
ヨーロッパでは日本でいう自動車専用道路が普及し、移動は一定スピードで走ることが多いです
しかし日本は信号がルミナリエの様に並んでおりストップ&ゴーの繰り返しです
DSTの効率良い時間は少なくなり燃費は、あまり良くありません
ハイオクガソリンじゃないと…
DSTは言い換えれば馬力をターボで絞り出したエンジンです
従って、高品質のガソリンが必要です。単純にいうとハイオクガソリンが適しています
しかし、ハイオクガソリン仕様にするとガソリン価格が上がり、所有者にメリットは無くなります
レギュラーガソリン仕様で作られると
燃費の改善は大きくなく、普及を妨げている理由の一つです
適材適所だね
最新のダウンサイジングターボ
日産より最新のダウンサイジングターボが発売されています
熱効率は脅威の50%超えとのアナウンスが入っています
まとめ
・EVは火力発電が減るとエコになる
・水素自動車は技術革新が必要
・ダウンサウジングターボは日本に適さない
いかがでしたか?
脱石油が騒がれていますが、エコが進むのはもう少し先になりそうですね
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