ダウンサイジングターボのすすめ

メカニズムのすすめ
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しらべていて気づきました
最近のの路線バスは

5000ccクラス
4気筒ターボ

なんですね!

管理人takechi
管理人takechi

ひと昔前は15.000ccとかだったのに…


これはいわゆる
ダウンサイジングターボ
ですね

今回はエンジンサイズを小さくしても
普通に走れる魔法のシステム
ダウンサイジングターボについてシェアします

はてな子
はてな子

ダウンサイジングターボって
聞き馴染みがないけど…

こたえさん
こたえさん

発想の転換だよ

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ダウンサイジングターボとは

ダウンサイジングターボとは
エンジンの排気量や気筒数を減らし
かわりにターボで馬力をあげ
燃費を良くする
という考えのエンジンです

平坦路を走っているときと
坂道を登っているときや
強めに加速しているときでは
必要な馬力が違いますよね

例えば

平坦な道

リーフスパイ画像

これは車重1.5トンの
日産リーフが50kmで
流れにのって走行しているときの馬力です
この時は14HP(馬力)です
(※HPはイギリスの馬力です)

日本では通常、フランス馬力(PS)を使います

軽自動車のエンジンでも余裕ですよね

ですが坂道になると

登坂

リーフスパイ画像

48馬力を使っています

軽自動車のエンジンだと
馬力が不足しますね

参考までに、高速道路などで
合流の為に鋭い加速をすると

高速の合流

リーフスパイ画像

120馬力近く必要になります

このように普段はあまり馬力を必要としませんが
ある一瞬だけ必要になります

しかしながら、その一瞬だけの為に
大きなエンジンを搭載するのは
不経済です

つまり、平坦路などで走っているときは
小さなエンジンで燃費良く走り
坂道や鋭い加速をするときは
ターボで力不足を補って
総合的に燃費を上げるシステムが
ダウンサイジングターボです

ターボについては下記のブログ参照

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メリット・デメリット

当然ながらメリットとデメリットがあります

メリット

先ずはメリットから

燃費が良くなる

小さなエンジンにすることで
メカニカルロスを減らし
燃費に貢献します

馬力が必要ではない時に
大きなエンジンは無駄の一言です

エンジン本体のコストが下がる

ターボのすすめでも書きましたが
エンジンを小さくすることで
エンジン自体の値段が下がります

軽量・コンパクトになる

軽量コンパクトになり
整備性も上がります

デメリット

デメリットは技術の進化で
ある程度解消できていると思われますが

壊れやすい
振動が大きい

今までピストンが8個で動いていたものが
今は4個で稼働しています
負担が大きくなります

また、気筒数が減るので
エンジンの振動が大きくなります

材質の進化や部品精度の向上等で
寿命の問題が解決し実用化されました

トルク不足やターボラグ

こちらも変速機のギアを多くしたり
オートマチックにするなど
技術の進化で対応しています

良質な燃料が必要

ガソリン車に限ってですが
ダウンサイジングターボには
高いオクタン価の燃料が必要です

つまりハイオクガソリンでないと
本来の良いところが埋もれてしまいます

しかしハイオクにすると
燃費が良くなっても
燃料自体の価格が上がり
コストメリットが無くなります

オクタン価について
https://ja.wikipedia.org/wiki/オクタン価

軽油を燃料にしている車
(ディーゼル車)は
今までと同じ燃料ですので
このデメリットはありません

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まとめ

ダウンサイジングターボは

・燃費と製造コストを下げる
 新世代のシステムである

・技術の進化によって実現できた

・ガソリン車はデメリットが多いが
 商用ディーゼル車にはメリットが多い

次にバスの乗るときは
エンジンを気にしながら乗ってみるのも
面白いと思いますよ!

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