走行税の議論が始まっていますが、実質走行税になっているガソリンの税金
今回は沢山のガソリンにかかる税金を解説します
ガソリンの税金は三つ
ガソリンの税金は一つではありません。大きく分けて3つになります
揮発油税・地方揮発油税
揮発油とはガソリンの和名で要はガソリン税です
揮発油税は国に入り、地方揮発油税は地方自治体に入ります
基本的には道路を作るために使われますが現在は一般財源にも使われています
税率は合計53.8円/ℓとなっています
石油石炭税(地球温暖化対策税)
原油・石油製品にかかる税金です
地球温暖化対策税が上乗せされていおり+760円が上乗せ分となります
税額は合計2,800円/kℓ=2.8円/ℓです
(2022/12現在)
消費税
自動車はぜいたく品の一部と定義される為軽減税率は適用されず10%です
価格により変動しますが170円/ℓの場合は17円
賢明な方は気になると思われますが、税金分にも税金がかかっています
二重課税と言う方もいますが上の二税は
「製造業者に対して課せられたもの」
なので本体価格に含まれ二重課税では無いです
輸入関税等と同じ考え方ですね
ちなみにこちらも揮発油税と同じく
消費税7.8%+地方消費税2.2%=10%です
軽油引取税には消費税は無い
揮発油税は製造業者が払うのでガソリン仕入れ価格になりますが
軽油引取税はGS側が払うため消費税と並列
その為、消費税は軽油引取税分にはかかりません
ちなみに本則は15.0円で現在は特例税率で17.1円上乗せされて32.1円
全額が地方自治体に入る地方税です
まとめ
- ガソリン170円だと73.6円が税金
- 税金の課税業者により二重課税に見える
- 昔は道路のみに使われたが今は普通税にも
- 軽油は消費税計算に注意
ガソリンには大きな税金が課せられています
税金は大切に使ってもらいたいですね
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