2021年現在の道路交通法は昭和35年に制定されています
もちろん道路交通法は時代背景により変更されていますが気になる法規が沢山あります
今回はこの法律は変えた方が良くない?を管理人目線でシェアしていきます
※今回も私見が多分に入っています
間違い等が有りましたらSNSの方に連絡いただければ有難いです。随時修正致します
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第38条 信号の無い横断歩道
法令
横断歩道に近づく場合、車両(自転車を含む)は、横断しようとする歩行者がないことが明らかな場合を除き、横断歩道の直前(停止線がある場合は停止線の直前)で停止することができるような速度で進行しなければいけません。その際、横断歩道を横断しようとする歩行者がいる場合は、横断歩道の直前(停止線がある場合は停止線の直前)で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければいけません。
愛知県HPより
2021年は横断歩道の取り締まりを重点的に行っていた印象です
問題点
「歩行者がないことが明らかな場合を除き 」
とあるように歩行者がいなければそのまま通行可です
ですが、運転手の目線からすると
いないのか見えていないのか区別がつかない
なのでノーブレーキで接触の可能性もあり、一度事故が起こると負傷の度合いが高くなります
改善策
速度低下/一時停止を義務付ける
30kmを超えると歩行者の死亡率が跳ね上がるというデータが有ります
なので通過時は30km以下に制限すると死亡事故を防ぐ効果は高いと思われます
取り締まりが難しいですが速度超過も考慮し
「横断歩道通過は20km以下」にするのが良いのではと考えます
「徐行義務」「一時停止義務」も検討する余地ありですし
「歩行者がないことが明らかな場合を除き 」を削除するのも一つの考えかと思います
信号の無い横断歩道を設置する場所を限定する
これは道交法の範疇ではありませんが
車の速度域が高いところでは設置しないようにするのも一つの案です
昭和の道路は片側1車線がメインで速度域が低く発見しやすい状態であったと思われる
そもそも片側2車線以上の道路は想定外と思われ、設置しない方が無難かと
第33条 踏切の通過
法令
車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。
とある法律判例の全文検索
踏切手前で一時停止!管理人も一度検挙されています
問題点
一時停止は大渋滞の元で、一回の踏切で通れる台数が少なくなります
京都の川端通りに京阪電車が走っていた頃は大渋滞!
今は地下になって解決済ですが
元々一時停止は遮断機が無い時代の産物を思われます
確かに遮断機が無ければ、一時停止して警笛が聞こえないか確認が必要ですが
今は、ある所ばかりなので問題無いのでは?
解決案
遮断機が有る場合は徐行義務
遮断機有りの場合は徐行でOKと考えます
実際にフランスではTGVが走る線路もそのまま通過しており、問題無しです
ですが何も考えずに踏切内に入り、前に車が
立ち往生が増える可能性があるので緩和には消極的になりそうです
第31条 路線バス発進妨害
法令
停留所のバスが発進するため方向指示器により合図をした場合には、その後方にある車両は合図をしたバスの進路の変更を妨げてはならない
くるまのニュースより
コチラも当時の道路事情を考えると、上の写真の様なバス停で
片側一車線の道路をバスがふさいでいるのが前提の法律だと思われます
写真の様に道をふさいでいる状況で
「バスは、もう発車するから無理に追い越すな!」的な意味合いでできたと思われる
バスのケリコミ・くぼみが有る現在ではイマイチな決まり
問題点
そもそもコノ決まり知らない人が多く、運用できていない状況
最終的に車の列が切れるまで出れないことが多い
結局、路線バスから見た場合も「事故が起こったら多少マシになる」程度のこと
バスの方にも車が追い越して来ないか確認義務が有る為、100:0になるはずもなく
当たったら結局負けなので無意味
こういうのを残すと、自動運転普及の妨げになるので改変すべきかと
解決案
廃止。その代わりに
当初の道路事情と大きく変わったので廃止すべきと思う
その代わりに追い越すときは徐行義務にし、横断する歩行者の注意義務を増やす方が賢明
(追い抜きを除く)
まとめ
- 信号の無い横断歩道は速度低下を義務付け、死亡事故減らす
- 踏切は遮断機が有れば徐行義務に緩和
- 乗合自動車発進妨害は廃止で、渡ろうとする歩行者注意義務を追加
日本の「維持する」は新品の状態を保つという意味ですが
英語の「維持する(maintain)」はその時々の最善の状態にするという意味を持っています
法律をmaintainして安全・スムーズな交通環境を作ってもらいたいです
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