路線バス安全運行のすすめ 運転手からのお願い七つ

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路線バスは皆さまが思っているより危険な乗り物です

本来であれば安全については協会や会社がもっと啓発するべきだと思われます

しかし何故か積極的ではありません

お客側も安全のこととはいえ、理由も分からずに”お願い”されても困ると思います

ですので今回は運転手からの”お願い”を理由と共に解説していきます

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乗車したら素早く着席願います

バス停で乗車してからユックリされている方がいらっしゃいます

運転手は乗客が席に座るか手摺り等に掴まるまでは発車しない様に教育されています

発車する時の揺れで転倒される事例が多いのでそのようになっています

乗車されましたら、早めに発車準備をお願いします

バスの停車時間はゼロ

バスはできるだけ停車しない様にダイヤが組まれています

少しでも早く終点に着く為と、停車していると交通の邪魔になるのが大きな理由です

止まった時間分だけ次のバス停が遅延になりますので、ご協力お願いします

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席の移動は止まっている時にお願いします

扉が開いてから
日本バス協会HPより

道路は皆で共有しているため、不意な飛び出し等があります

それを避けるため、稀に急ブレーキを踏むことが有ります

事故を防ぐため止まるまで立ち上がらず、立っているお客様は必ず手摺り等に掴まってください

急ブレーキの脅威

車種にもよりますが、急ブレーキは1G程度の減速力があるそうです

つまり急ブレーキをすると前方に落下するのと同じ

手摺り等を掴まずにこらえるのは不可能です

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バスが停車してからお立ち願います

扉が開いてから
日本バス協会HPより

車はサスペンションがあるので止まる寸前に必ず揺れます

運転手はできる限り揺らさない様に努力していますが、揺れる場合があり大変危険です

必ずバスが停車してから立ち上がるようにして下さい

停車が分かりにくい場合は「扉が開く」のを確認してからお立ち下さい

乗客が転倒したら?

乗客が転倒すると交通事故扱いに。運行は即中止し警察に連絡することになります

つまり、他の乗客も目的地に着くのが遅れることになります

電車は個人の責任になるので転倒した本人が「大丈夫」と言えば終わりですが

バスは運転手の義務になるので「大丈夫」でも警察を呼ばないと法令違反になります
(道路交通法第72条)

結果、大勢を巻き込むことになりますので転倒等が無いようにご協力ください

バス停で待っているときにICカード(料金)を用意願います

バスは沢山の方がお乗りです。バスを待たせると乗客全員の到着が遅れることになります

バスが来るまでの間に乗る準備をしていただければ有難いです

バス停には余裕をもってお越し下さい

10時ジャストのバスであれば10時0分0秒を過ぎていれば通過します

ですので、10時0分30秒に来られた場合は既に通過していることが有ります

バスは遅れて到着することもあり、その場合は長くお待たせしますが

運賃を抑えるシステムでもありますので、ご協力お願いします

バスが遅れると運賃が下がる?

すべてのバス停を遅れずにダイヤを作ると、余裕が必要になります

1つのバス停に1分余裕をみると10件で10分終点に到着が遅れます

その分、バスの台数を増やす結果となり運賃を上げざるを得なくなります

行先の質問はバス停単位でお願いします

「○○の近く行きますか?」と質問されることが有りますが、お答えするのは難しいです

すべて運転手がすべての建物名を把握しているわけではありません

昔は車掌がいて、そのような質問にも答えていたと思われますが

今は運転手のみの運行で、その運転手も地元と者とは限りません

最寄りのバス停を事前に調べ「○○のバス停行きますか?」と質問願います

なぜ車掌はいなくなった?

車掌を乗せると人件費が倍に。そうなると運賃も1.5倍程度になります

料金収受は機械で正確にできるようになったのも大きいです

ロータリーでは車道に入らず歩道をお通り願います

バスのロータリーの車道部を渡ろうとする方が稀にいらっしゃいます

運転手はロータリー内ではホームの待ち客(左側)に注意がいっています

右からの歩行者に気づくのが遅れ、接触事故になる可能性が有ります

大変危険ですので、歩道を利用下さい

歩行者禁止になっておりませんがマナーとして入らない様お願いします

まとめ

アナウンスでは「○○お願いします」としか言いませんが、しっかりと理由が有ります。

無事故で平穏な運行ができるようご協力お願い致します 

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