写真 MOTAより引用
ハイブリッドは電気で走るから燃費が良いの?
本当の理由はね…
前回は日産e-POWERでしたが今回はトヨタTHSをシェアします
トヨタ式ハイブリッド(THS)とは
今回は「21世紀に間に合いました」のTHS(トヨタハイブリッドシステム)です
特に初代プリウスのシステムに注目します
プリウスがハイブリッドの先駆者ですので
この車がハイブリッドの代表といっても過言では無いですね
まさに未来の車だったね
どうして燃費が良い?
燃費が良い理由は以下の三つです
電気とエンジンを使い分ける
モーターの特徴として
加速時に効率が落ちない
ことが挙げられます
エンジンの特徴として
定速で走ると効率が良い
ことです
もうお解りですね?
加速時にモーターを使い、定速になったらエンジンを使うことで効率を上げています
実際にはモーター出力等の関係で
加速時にもエンジンを使っていますが
しっかりと使い分けています
アイドリングストップ
エンジンの最大の欠点は自力で始動できないことです
信号待ちで止まってもエンジンは最低限で回して待機してます
ハイブリッドはモーターで走りだします。エンジンが止まっていても
慌てて始動する必要がないのでアイドリングストップと相性が良いです
アイドリングしてると
ガソリンが勿体ないわ
回生ブレーキで電気を作る
電気で走ると効率が良いと思いがちですが
発電や送電のロス、車重の増加を考えると実はそんなに良くはありません
本当の燃費の秘密は
回生ブレーキ
にあるのです
車を減速する時に通常の車はブレーキパッドを擦り付けて減速します
しかしハイブリッドは減速時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換
バッテリーに溜めておき加速時に再利用することで燃費を稼いでいます
それを加速時に使うことにより加減速のある町中を高速道路に近い状態で走ることができる画期的なシステムです
欠点
もちろん良いところもあれば欠点もあります
部品の複雑化
電子部品が多い為故障個所を見つけるのが困難です
自己診断システムが必須となり素人の修理も現実的に難しいです
アセンブリ交換になるね
コストの増加
ガソリン車と電気自動車を一台に詰め込んだわけですから、発売時は大赤字だったのは確実ですね
その分車両価格もあがり、ガソリン代でペイは難しいと思われます
ガソリン代で
元を取るのは難しいか…
車体重量の増加
モーターやインバータ、バッテリーを追加すると重たくなります
重たくなると税金が上がるのもネック
高速道路で燃費が良くない
加減速のある町中を燃費良く走れるシステムなので高速道路は普通の車と同じです
最近のモデルは高速道路の燃費も良くなるように工夫されています
まとめ
- 燃費が良い理由は回生ブレーキで電気を作るから
- 町中で燃費の良く走ることができる反面、高速道路では普通です
- コスト的にはタクシーでない限りもとは取れない
少し辛口のまとめになりましたが、ハイブリッドは自動車の電動化に大きく貢献しています
更なる発展に期待します
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