このシリーズは即実行できる安全運転の方法を紹介しています
危険を予知したら
「とりあえず減速」
見通しが悪い時や前方が込み合っている時など、危険がありそうなときは減速して通過しましょう
(場合によっては停止)
解説
教習所や会社の安全教育で「かもしれない運転」と言われたことはありませんか?最悪の状況になると考えて運転しろということですが実際どうすればいいか不明瞭ですね。ですがすることは実にシンプルです。
危なそうと思ったら事前に減速しておく
シンプルですがこれが全てと言っても過言ではありません。減速すると三つの効果があります
見落としが減る
ユックリであれば左右を確認する余裕ができ、見落としを防ぐことが出来ます。視野は速度が上がるにつれて狭くなるので減速の効果は更に大きくなると言えます
ブレーキが間に合う
速度が下がれば停止距離が短くなります。衝突前に止まることが出来れば「危なかった」で済ますことが出来ます。また急ブレーキを緩和の可能性もあるので車内人身事故や荷崩れの可能性が減ります
制動距離は速度の二乗に比例するので速度が半分なら1/4の距離で止まれます
(実際には空走距離があるので約1/3)
被害が小さくなる
万が一に事故になっても被害は低減できます。運動エネルギーも速度の二乗なので速度が半分なら理論上は1/4の被害になります。また死亡事故は30kmを以上になると増加する傾向なので、それ以下にすることで安全率が高まります
実際の行動
状況は千差万別なのでその時次第ですが、危険度に応じて速度を控えましょう
例
- 交差点ではブレーキに足を置く
(減速の準備) - 歩行者が近い時は少しブレーキを踏んで減速気味に
(いつでも減速/停止できるように) - 駐車車両で死角、歩行者の横断がありそうな時は低速で通過
(あらかじめ減速&停止) - 横断歩道前で対向車線が渋滞の時は徐行
(あらかじめ減速)
他にも必要に応じて減速/徐行/停止を使い分けてください
予見の訓練
そもそも危険かどうかが分からなければ減速のしようがありません。危険なところを知るには「事故例」を見てください。最近はドライブレコーダーが普及しYouTubeでもカンタンに見ることが出来ます。他人の事故を見て自分の経験とし危険個所が見つけられるようにしましょう
まとめ
人は死角を見ることが出来ない為見えてからブレーキでは間に合わないことがあります
ですが危険を予見をしてあらかじめ減速しておくことで確率を減らし被害を低減することが出来ます
「かもしれない運転」をして無事故で素敵なカーライフを
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