こちらから電費を検証・予想していきます
電気代を計算するのには考慮しないといけない項目があります
①充電効率
充電するとバッテリーが熱くなるのはご存知かと思います
なので電気を入れても熱に変わる分もあり100%が充電されるわけではありません
このブログでは約10%ロスで計算しています
②燃料調整費
燃料が高くなるとそれに応じて電気代にプラスされる金額です
2022年7月現在は燃料高騰の為に大きく加算されています
参考リンク
結果上の写真を計算し直すと
20kWh×5回×(10.7円+2.24円)÷0.9≒約1,437円
1070円と比較すると30%ほど悪くなります
上写真の場合はガソリン車の燃費も詐欺同然なので比較としては良いかもしれませんが…
日産サクラについては過去ログで
※マイナーチェンジ等により変動する可能性があります
郊外の電費
まずは動画を
コチラの試乗はアップダウンのある道で計測。郊外にお住みの方は特に参考になると思われます
営業マンが郊外を運転した結果
9.4km/kWh
スムーズに流れている郊外(市街地)を走った結果です
軽くエアコンを使っており、オフだともう少し良くなると思われます
9.4km/kWh時の
1km辺りの走行コスト(電気23円)
2.7円/km
参考ガソリン車
11円/km(165円 15km/ℓ)
エアコン無しの電費は?
上記を考慮し春/秋のエアコンオフの走行を想定すると
気候の良い時は10~10.5km/kWh程度になると予想されます
1充電180kmを超えるのも不可能ではないかも
市街地の電費
同じく動画を
次の動画は普段カメラ担当の女性が渋滞のある市街地を走っています
素人さんが市街地を運転した結果
8.2km/kWh
となっています
エアコンも強めにかかっているために結構悪い数値ですね
真夏はもっとエアコンを使うので更に悪化すると思われ7.5km/kWh程度と予想します
8.2km/kWh時の
1km辺りの走行コスト(電気23円)
3.1円/km
参考ガソリン車
11円/km(165円 15km/ℓ)
冬場の電費は?
私のリーフでの経験では、気候や走行条件によりますが、エアコンオフの季節と比べ
真夏は2割・冬場は3割程度悪化するようです。なので冬場は7.0~6.5km/kWh程度と想定されます
冬に電費が悪いのは…
冬に電費が悪くなるのは「暖房は電気を多くを使うから」と書いてあることが多いです
確かに間違いではありませんが、管理人のリーフは暖房が故障中で使っていません
それでも冬は確実に電力消費が多くなります。暖房以外の原因を見ていきます
①タイヤの転がり抵抗増
気温が下がるとゴムが固くなり転がり抵抗が増えます
②電池が弱る
電池は気温が下がると能力が低下します
③油脂類の硬化
ギアオイルやグリスは冬場に固くなり抵抗が増えます
下のブログが分かり易く解説してありますので参考にどうぞ
年間平均の電費
管理人が住む関西の郊外の気候でエアコンを節約使用した場合を想定すると
約8.8km/kWh
程度になるのではないかと予想します!
※地域や気候等により大きく変わります
どう計算したかは下をクリックしてご覧ください
春 (エアコン無)2ヶ月間 10km/kWh
初夏(エアコン弱)1ヶ月間 9.0km/kWh
夏 (エアコン強)3ヶ月間 7.5km/kWh
秋 (エアコン無)2ヶ月間 10km/kWh
初冬(エアコン弱)1ヶ月間 8.0km/kWh
冬 (エアコン強)3ヶ月間 6.5km/kWh
上記の12か月平均は約8.8km/kWh
まとめ
- 動画では郊外で9.4km/kWh程度
- 同じく市街地で8.2km/kWh程度
- 真夏は強冷房で7.5km/kWhと予想
- 真冬は強暖房で6.5km/kWhと予想
- 年平均は8.8km/kWhと予想
(関西の郊外を想定)
コメント
色々な記事で電費が取り上げられていますが、どれもドライブコンピュータ上の数字を使用しています。一例ですが(計測前にリセットし走行距離 0㎞、バッテリー残量100%でスタート)
走行後、平均電費:8.1km/kwh 走行距離:99.8km バッテリー残量13% であった場合
99.8kmの走行に対し残量が13%ということは87%消費したことになります。ということは20kwh×87%=17.4kwhを消費したことになります。これをガソリン車と同様満タン法で電費を計算すると、99.8k÷17.4kwh=5.736km/kwhになります。(満充電100%にするためには17.4kwhの充電量が必要)
ドライブコンピュータ上の平均電費:8.1km/kwhはどのような計算をしているのか知りたいと思いませんか?それともこの計算どこか間違っていますか?
コメント有難うございます。
私は専門家ではありませんが
今まで調べたものや体験したものから
数字の差異について返信させていただきます
因みに価格ドットコムの口コミからの
知識が多いので検索してみてください
①20kWhは20kWh無い
公称20kWhは劣化等が考慮されていません
20kWh設計値です
新品でも数字通りでは無いのが通例で
ZE0リーフ初期型(24kWh)新品で21.5kWh
ZE0リーフ中期型(24kWh)新品で22.5kWh
が実際値のようです
(リーフスパイ数値)
②保護領域がある
リチウムイオンバッテリーは
満充電と完全放電で破損します
なので上下で使えないkwhがあります
通例は上下5~10%程度のようです
③早めの充電を促すために
スマホは電池切れでも充電すれば大丈夫ですが
EVは止まるとレッカー移動等が必要になります
なので残り少ない時は
意図的に少なめに表示する傾向が。
今のEVは分かりませんが
初期型リーフは早めに
バーが減るようになっていました
(リーフスパイで確認済)
なので結論を言うと
20kWh×87%=…kWhは、数値そのままではなく
考慮が必要になります