アイドリングストップのすすめ システムの功罪

メカニズムのすすめ
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アイドリングストップは
トヨタはアイドリングストップ否定派の様子

どこが気に入らないのか深堀していきます

ちなみにアイドリングストップは和製英語で
英語表記は”start-stop system”になります

※以下アイドリングストップはI/Sと略します

このブログで分かること
1 I/Sのメリットデメリット
2 普通のバッテリを使うと
3 バッテリを長持ちさせる方法
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アイドリングストップとは

信号停止時など、一時的に停車した時にエンジンを停止し燃料を節約するシステムです

アイドリングは燃料を使うが走行距離がゼロなので無駄と考えられています

車が止まっても、なぜエンジンは回り続けているの?

なぜ停車時にエンジン回しているのかの説明

エンジンは自力で始動できない

エンジンは自力で回転を開始することが出来ません。ですのでセルモーターで始動します
(以下セルと略します)

セルは大量の電気を使うので、頻繁に使うとバッテリ切れで始動不能になります

ですので、短時間の停止の場合はエンジンを止めずに再発進に備えています

補器類も止まる

エンジンが停止すると発電機が止まる他にエアコンのコンプレッサも止まってしまいます

またブレーキを軽くするシステムもエンジン回転からとっているのでブレーキも重くなります

エンジン等の温度を保つ

エンジンは精密部品の塊です。調子よく走らすには程よい温度に保つ必要があります

また排気ガスを浄化する触媒も排気熱を吸収して稼働しますので保持が必要になります

もっとも数分くらいは全く問題ありませんが

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I/Sのメリット(利点)3つ

  1. 燃料の節約
  2. ヒートを抑える
  3. 静か

燃料の節約

I/Sすると停止時の燃料の消費がゼロになります

これで地球温暖化ガスと大気汚染、エネルギー問題は減らせます

アイドリングストップ目的はコレです。また燃料費も節約になりますね

ヒートを抑える

夏場にエンジンを止めることによって廃熱の生産を止めることができます

エンジンにとっては一休みできるので良いかと

またラジエタから排出される熱を減らすことで涼しいような気がします。

実際にはエアコンが止まるので暑いですw

静か

エンジン音が無くなるので静かになります

一時的にHVやEVの気分が味わえます

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I/Sのデメリット(問題点)3つ

  1. バッテリーの寿命が短くなる
  2. コスト増
  3. 空調が止まる

バッテリーの寿命が短くなる

バッテリは放充電した量に比例して劣化する特性があります

I/Sはエンジン停止で放電→充電を繰返します

ですのでストップ無しより劣化が早く進み、交換サイクルの頻度が上がります

結果としてコスト増も招きます

コスト増

エンジン停止中の電装(オーディオやライト類)やセルに電気使うので電気の出が多に

その為、直ぐに始動困難になってしまいますので専用の高級バッテリーを搭載しています

また再始動不能にならない様に電圧チェックや不快にならない様に室温の監視なども

車本体でもコスト増になっています

コスト回収は難しい
コスト回収が難しい理由
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2021年11月現在でガソリン平均価格165円

コレが一回走って数十ccの節約です。100ccでも16円ほど

ちりも積もればなんとやらですが、バッテリー交換の費用を考えると…

今では安くなりましたが初期のセレナのバッテリーは1万5千円×2個必要でした

一生物ならば良いですが数年ごとにこれは辛いですね

とてもじゃないですが、コスト回収は難しいと思われます

それでもセレナがI/S(ハイブリッド)化した理由はコチラです

バッテリの実勢価格
バッテリーストア.comより

セレナのバッテリーはS-95ですね

2個必要で実勢価格1セット2~3万円

これが数年に一回だと節約したガソリン代が飛んでいきます

※他に安価な車種もあります。車両購入時にこちらも確認してくださいね

空調が止まる

先程も書きましたが、冷房のコンプレッサはエンジンの回転で動作しています

エンジンが止まると冷気が作れなくなり、徐々に室内が暑くなります

また暖房もエンジンで暖められた水で暖を取っていますが

室内に熱水を回すウォータポンプが止まるため同じく寒くなっていきます

ですのでセンサーで室温をチェックし不快な時はストップしないようになっています

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トヨタはナゼ嫌がった?

トヨタが避け始めた理由はコストの割に燃料費削減が少ないことが大きいようです

I/Sで浮いたお金とバッテリ交換が同じでは顧客から良い顏をされることは少ないと思われます

環境の為なら高くても… な人はハイブリッド車を買ってると思いますし

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元々アイドリングストップは

I/Sは燃費測定に有利だから採用されたのが本音でしょう

燃費測定は本当に走るのではなく一定の条件を測定器の上で再現しています

例えば「0kmから60kmまで5秒で加速」(数値はイメージ)などをして計測します

その時に「15秒アイドリング」(同上)などの項目があります

この時にエンジンを止めるとカタログに書ける燃費数値が良くなります

昨今の情勢からするとカタログ燃費の数値は販売台数に影響します

I/Sで少しでも良く見せるための苦肉の策だったのかもしれません

それに対しトヨタは実質燃費にこだわっているらしく

ホンダ・日産と数値が同じならトヨタの方が良いことが多いです

リンク:e-燃費・フィット

リンク:e-燃費・ヤリス

実質燃費に大きく影響しないなら安価で維持してもらえる車を提供した方が

最終的には車イメージが良くなるとトヨタは考えたのだと思われます

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高価なバッテリを長持ちさせるには

アイドリングストップキャンセルボタン
画像jdash2000 siteより

アイドリングストップスイッチを切りエンジンが止まらない様にします

放充電が減りバッテリの負担が減るので、結果的に長持ちします

特に車庫入れの時は気分的にも良くないのでOFFにするのをオススメします

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普通のバッテリーを使うと

普通のバッテリーを使うとエンジンが止まらなくなることが多いです

しかしシステムが専用バッテリーで設計されているため不具合がでることも

最悪はバッテリの電気が足らずエンジンが始動できない場合もあります

また、故障時にメーカー保証が適応されない可能性がでてきます

エンジンを止めずに長持ちを狙う方が良いと管理人は考えています

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良い使い方・悪い使い方

とはいえ、燃料を節約できるI/Sは、うまく使えば強い味方になります

簡単にアイドリングストップの良い使い方/悪い使い方をまとめておきます

良い使い方

長い信号待ちの時だけ使う

ギリギリで信号待ちになった場合は最大2分ほど停止。その時はエンジンを止めましょう

逆に十秒程度ならキャンセルして止めない様にすると効率良く燃料を節約出来ます

バッテリの負担は少なくて済み一石二鳥です

I/Sをキャンセルする方法

上画像のスイッチは押しにくい場所にあり、頻繁な切り替えには向きませんね

他にキャンセルする方法は「シフトレバーのスイッチ」になります

ステアリングのスイッチは何?
Sモードのスイッチ。ギアが低くなりエンブレが効く効果も

コチラを押すとシフトがSモードなりエンジンは動いたままになります

信号が短い時は止まる前にONでキャンセル

長くなりそうな場合は押さずにエンジン停止させ、使い分けてください

※車種による

悪い使い方

常にI/Sをオンにして頻繁にストップさせる

駐車場などは停止回数が多く、そのたびにエンジンが止まります

セルを回してスタート、直ぐに停止を繰り返し、電気の使用が多いです

コレが一番バッテリに悪キャンセルボタンを押すことを強く推奨します

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まとめ

  • アイドリングストップは停止時のガソリンを節約し環境保全に寄与します
  • コスト的にはガソリンの節約よりバッテリの交換で高くつくことが多い
  • トヨタは顧客の事を考えアイドリングストップを採用しなくなってきている
  • 普通のバッテリーを使うと最悪はエンジンがかからない場合も
  • 頻繁にエンジンが止まるときはキャンセルでバッテリを保護

このようにアイドリングストップはコスト的につらい場合があります

車の購入時はコチラも考慮に入れてください

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