路線バス運転手不足のが深刻⁉解決は実はシンプル!人手不足の理由と解決法を考察

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人手不足の実態

読売新聞の記事によりますと

路線バスの維持に必要な運転手は12.9万人に対し2021年で11.8万人で不足

今年2024年には運転手は10.8万人になり、2.1万人不足する見込みです

運転手不足のデータ1
讀賣新聞オンラインより引用

これにより、路線バスは人手が足りなくなり、路線を減らすことが多くなっています

個人的にはこれはミスリードと思う

会社により変わってくると思われますが、利用者減少が先にあるかと

本当は3Kの割に給与水準が低く、かつ路線バスより収入の多い運転業があることが原因

私の勤めている会社は逆に人手不足を利用しており、不採算路線を無くしています

また、したたかな会社は自治体に補助金を申し出るなど逆にこの機会を利用しているようです

人不足になる理由の考察

ここからは社員が辞める理由を

給与が少ない

国土交通省の調べでは運転手の平均給与は約400万円です。これは他業種より約100万円低いです

平均なので500万円の人がいたら300万円の人がいるはずです

給与が上がらない時代に300万円では転職されるのもやむなしと思われます

クレームが多い

路線バスには目的が様々な人が乗っています。なのであらゆるものにクレームが

会社も内容を調べず社員に注意勧告することも多く会社への期待も低いのが現状と思われます

ほとんどの乗客は我慢して乗っていただいています

タバコの臭いがする
タバコの残り香が気になるのは分かりますが、同乗客には言わないでしょう
車内喫煙なら問題ですが単に八つ当たりと思われます

遅延している
ダイヤは基本遅延するようになっているので、運転手には何とも
会社がシッカリと理由を説明すれば解決すると思うのですが

黄色信号交差点侵入
黄色信号での交差点侵入はグレーゾーン
人によっては「黄色だったら行けよ!」
人によっては「黄色は止まれよ!」
どっちに転んでもNG

責任が重い

たくさんの人を乗せるということは、たくさんの人を傷つけるリスクがあるということ

しかも、後部座席もシートベルト着用義務があるご時世に立乗客がいる

急ブレーキも踏めない運転を常時行う心労は苦労を超えて恐怖に近い感覚です

労働時間が不規則・長い

朝早い/夜遅い仕事や朝夕のラッシュ時だけの勤務などもあり、不規則な勤務があります

途中の待機時間は休憩とみなされることが多く

拘束時間は12時間でも9時間しか働いたことにならないことも

運転中は監視

運転中は常に見られているので気が抜けません

眠くてもトラックのように眠気覚ましを摂取できないので苦労します

解決策

ここからは社員が辞める募集しても来ないなどの人材不足の対策について考察していきます

まずは現実的な解決策から

給与UP

80%以上はコレだと思われます

運転業は社員同士が会う機会が他業種に対し少ないです、むしろ少ないので就いている人も

なので飲み会や社員旅行等を行うより、その経費で給与を上げる方法が効率よいと思われます

社員の味方になる

クレームは改善する必要がありますが、理不尽な内容については社員を守るほうが良いです

会社からすると言うことを聞かせやすい社員に責任を負わせ方が100倍楽なのも分かりますが

適切な対応をして社員を大事にすれば、恩を感じてくれる人も多いと思われます

続いて法律等でちょっと無理?な解決策を

チップ

チップ制度を導入します。

チップは好感度を上げると増えますので頑張る人も増えます

結果として会社の好感度も上がるので一石二鳥です

チップ例
個人的には20円/人程度ぐらいかと
10円×200人×22日=44,000円/月

運送業2024年問題とは

2019年に改正された労働基準法の移行期間が終わり、2024年4月から適用されます

端的に言うと労働時間を短くする必要があり同じ業務を今まで以上の社員で行うことなります

そして人員を確保できないと仕事を断らないといけなくなり物流に影響が出ます

バス2024年問題の詳細

2024年問題バスの詳細
自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト:バス運転者の改善基準告示(厚生労働省HP)より

この改正において路線バスが大きく影響を受けるのは休息時間が長く必要になることでしょうか

待遇が改善されることを望みます

関連リンク:全日本トラック協会・2024年問題

関連リンク:NHK”迫る2024年問題”

まとめ

  • 路線バスのは人手不足が深刻。2024年問題でダブルパンチ
  • 待遇が悪いのが人手不足の大きな原因で、給与UPで改善が可能と思われる
  • 路線バスにとっては休息時間の拡大が一番の問題

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