いすゞ内製AMTが扱い難い!
コツを身に着ければ
MTより快適かも!
いすゞ内製のAT車は凄く扱い辛いという声が
いすゞ内製トランスミッションの上手な使い方とコツを解説
今回は必要なデータをシェアします
※今回は2013年型いすゞ自動車製バスでのデータで年式や仕様等により変わる場合があります
※個人で試したデータです
メーカーは辛いよ
正直に言って、この内製ミッションは
観光バスやトラック等では問題なしと思われます
ですが揺れると車内人身事故になる
路線バスには不向きです
もっと適格なセッティングも可能かと思われますが
商用車は100万キロ以上走ることが求めれらます
その商用車の耐久性をコストを両立した結果
このような運転しずらい仕様になっているかと
メーカーさんも大変だと思いますので責めないであげて下さいね!
シフトアップは何回転でできる?
2速から3速へ切り替わらない!
この回転以上で切り替わるよ!
回転数 | 速度 | |
---|---|---|
2速→3速 | 1800rpm | 約12km/h |
3速→4速 | 1600rpm | 約18km/h |
4速→5速 | 1600rpm | 約28km/h |
動き出してMモードでシフトアップする場合は
この回転数以上にあげないとギアが変わりません
「2速発進→直ぐ3速」私にはもどかしいです
この回転以上で変速できるので覚えておくと便利
尚、自動変速モードでもこれは有効なので
2速から変速したくない場合は1800回転以上にあげないことで可能です
シフトダウンは何回転?
逆にシフトダウンは?
この回転以下で切り変わるよ
回転数 | 速度 | |
---|---|---|
5速→4速 | 1800rpm | 約50km/h |
4速→3速 | 1600rpm | 約30km/h |
オーバーレブを防ぐ為に上記の回転以上ではシフトダウンできません
ただし、キツイ下り坂では空走時に加速しオーバーレブの可能性があります
その場合は、もう少し回転数を下げてから操作するのが望ましいです
ギアと速度の比較
MTとAMTは同じギア比?
AMTの方がローギアだよ
(40km/h時) | MT | AMT | アリソン |
---|---|---|---|
4速 | 1850rpm | 2100rpm | 1900rpm |
5速 | 1200rpm | 1750rpm | 1150rpm |
MTのバス運転していて
3速だと回転数高過ぎだけど
4速だとパワー不足!
な時はありませんか?
このAMTのギア比は丁度「3.5速/4.5速」程度に当たるので個人的には好みです
走り出して4速に入れておけば25km~45kmまでストレス無く走ることができます
管理人的にはMT車もこのギア比に変えて欲しいくらいです
回転数と速度の一覧
1000rpm | 2600rpm | |
---|---|---|
3速 | 約12km/h | 約20km/h |
4速 | 約18km/h | 約46km/h |
5速 | 約28km/h | 法定速度超 |
3速発進を多用しても大丈夫?
3速発進を多用しても故障しない?
フルードカップリングで半クラするので大丈夫だよ
AMTクラッチオイルは、エンジンの動力を伝えるフルードカップリングと変速時に動力を断続をするクラッチを作動させる役割をしています
取扱説明書12-19
AMTではMTベースにもかかわらずクラッチ操作が不要となり、アクセルとブレーキの2ペダルでの運転操作が可能です。またATのようにクリープを利用した微速走行が可能です。
いすゞ公式HPより
内製ミッションは半クラ用のフルードカップリングと変速用の通常のクラッチの二つで構成
半クラ時は通常のATと同じでオイルを介して動力を伝える仕様なので
クラッチが摩耗することは無く、多用しても問題なしと思われます
上り坂の3速発進可能な範囲は?
とはいえ、なんでもかんでも3速と言うわけにはいきません
搭乗人数等により単純に数値化できませんが、管理人はこのように判断しています
急な上り坂は
急すぎる上り坂の場合は2速⇒3速の変速時に速度が落ち、ギクシャクすることがあります
その時は特例として3速発進した方が揺れる小さく、結果的に車にも優しいです
ロックアップの回転数
フルードカップリングって
ずっとそのまま?
途中でロックされますよ
ロックアップの回転数 | ロックアップ解除の回転数 |
---|---|
1400rpm | 900rpm |
フルードカップリングはエンジンの回転数とタイヤの回転数の差を吸収するものです
発進時には便利ですが、走り出すとエンジンの力が逃げるので燃費に悪影響です
なので不要になったらロックアップして燃費の悪化を最小化します
その際にショックが起こり車が揺れるので注意
1400rpmなったらロックアップし、その後は通常のクラッチを使い変速します
またエンストを防ぐ為に900rpmを下回るとロックアップは解除されます
まとめ
- 2速→3速は1800回転以上
- 3速発進多用でも問題なし
- フルードカップリングのロックアップは1400回転
コメント
こんにちは。3速発進の件ですが、別件ついでにいすゞの方に聞いてみたところ「走行用のギアなのでゼロ発進で使うのはやめて欲しい」とのことでした。それにMモードで頻繁に同じギアを使用する(?)と、多用したギアの劣化が早まる可能性があるそうです(Mモードをメインに使用する分には問題なし)。
とりあえずエルガ系統のAMTはフォワードのスムーサーFxとほぼ共通なので、詳しくはHPにあるフォワードの取説を見て欲しいと。
お忙しそうだったので細かな理由等は聞けませんでしたが、折角なので共有したく思います。長文失礼しました。
こんにちは、コメント有難うございます。
通常(2速発進)は信号待ちからの発進だと問題ないのですが、バス停からの一気に流れに乗るような加速には不向きですね
MT車の1速発進の様な感じになってショックが大きくなってしまいます
観光バスやトラックとは少し違う用途なので専用セッティングにしてもらえればと思います