エンジンの暖機はした方がいいの?
軽くするだけで大丈夫
暖機はするべき?しなくてもよい?
今回はその疑問にお答えします
今回はエンジンの暖機(走り出す前に温めるアイドリング)です
色々な説がありますが、考察していきます
結論
エンジンを長持ちさせるには暖機をした方が良い
夏場は15秒・冬場は1分程度暖機のためアイドリングをしましょう!
暖機とは
エンジンは高熱を発生し、熱くなります
ですので「熱くなった状態」を基準に各部を設計しています
そのため、エンジンを止めて冷えてしまった状態はエンジンにとって異常状態です
そのままで走り出すと、エンジンにストレスがかかるので
止まっている状態で温めることが必要です
知り合いの有名チューナーは暖機が
終わるまで絶対に走り出さないそうです
暖気の目的
暖気の目的は大きく分けて三つです
・エンジンの出力の確保
・暖房の確保
エンジンの保護
エンジンは細かい所だと0.05ミリレベルで加工されています
鉄は温度によって大きさが変化するので冷えている状態では設計した形と異なります
暖まってから動かす方が摩耗は少ないと思われます
もちろん、ある程度は想定内です
カンタンには壊れない様にしてあります
エンジンの出力の確保
エンジンは冷えていると、燃焼が不安定になります
昔の車は始動できなかったり、直ぐに止まったりしていました
温度が低いとパワーがでません
今のエンジンはコンピューターで
燃料の量を補正するので
エンストすることはありません
暖房の確保
冷却水の熱を取り込んで暖房にしています
エンジンが暖まるまでは温風はでません
寒い日は早く車内を暖めたいね
より詳しい説明はコチラのブログで
暖気のデメリット
・排気ガスが臭い
・暖まるまで時間がかかる
・マフラーに水が溜まる
燃料を使う
燃料を使います
アイドリングをしていると
平均燃費が悪くなります
排気ガスが臭い
始動直後は燃料を濃くして回転を安定
させているため排気ガスが臭いです
また触媒も暖まっていないので
有害物質が多く放出されます
触媒とは排気ガスの熱で不完全燃焼になった排気ガスの成分を
もう一度燃焼させ有害物質を無害に変える装置です
暖まるまで時間がかかる
止まっている状態ではそれほど燃料を使いません
走っているときの方が早く暖まります
マフラーに水が溜まる
寒い時にマフラーから白煙が上がってるのを見かけます
あれは、水蒸気です
暖気だと、排気ガスの勢いが少なく
水蒸気が内部に溜まり
マフラーの腐食に原因になります
ただ…
エンジンは40万キロ程度の耐久性で作られていると言われています
無暖気だと寿命は縮まる可能性がありますが、
日本で使われている一般車は20万キロ以下で乗り換えることが大半です
乗りつぶす方以外はそんなに気にしなくても良いのが現実です
結論
暖機はしないと寿命は縮む可能性があるが、実用レベルでは問題なし
データから読みとる暖機
暖機アイドリング時と暖機走行時の負荷の差をデータロガーで取った画像と説明です
止まっての暖機は最低限で充分であるという証拠になっていると思います
推奨の暖機方法
暖機が長すぎると無駄になるし、短いと車に良くない
どれぐらいが”ちょうどよい”のでしょうか?
今までのことを踏まえて管理人推奨の暖気方法をお伝えします
この暖機運転のメリット
・燃料を節約できる
・エンジンの保護ができる
・温風が早くでる
夏場15秒アイドリング
①15秒アイドリングした後に走り出す
②しばらくはユックリ走る
③水温ランプが消えたら普通にはしる
夏場はエンジンは冷え切ってはいません
オイルをしっかり循環させるのが目的です
ですが、水温が100℃前後に保たれているエンジンには気温の30℃前後は低すぎる温度
室内は熱くてもエンジンの水温が上がるまではユックリと走ってください
冬場60秒アイドリング
①60秒アイドリングした後に走り出す
②しばらくはユックリ走る
③水温ランプが消えたら普通にはしる
※夏場より走り始めはアクセルを控えめに
冬場も要領は同じですが、アイドリングを少し長くします
走っている方が早くエンジンが暖まるので
暖房も早く効くようになります
春秋は気温に合わせて長さ決めてください
エンジンを調子よく長持ちさせたい方は
こちらも参考にしてくださいね⇊
調子良く長持ちさせたいね
まとめ
- 暖機はしなくても大丈夫だがエンジンの寿命は縮まる
- 寿命が縮まっても実用レベルでは問題なし
- 少しアイドリングしたあとユックリと走り出すのが一番良い
適度に暖機をして
車を調子よく長持ちさせましょう!
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