雪道で電気自動車が
立ち往生したらどうなるの?
思っているよりは
長い時間大丈夫だけど…
2020年12月16日夜に発生した大雪での関越道立ち往生、約2100台が巻き込まれました
30時間以上止まったまま、三日目になって、やっと解放されたようです。
この中で電気自動車だったら生命の危機であるとのツイートも
今回の関越自動車道での立ち往生
— stephanos (@stephanos48) December 18, 2020
解消までに3日もかかった
自衛隊が水、食料とともに
各車に5ℓのガソリンを配ったとか
雪道で
エンジン止まったら凍死しちゃう
もんね
で
こんな時電気自動車はどうなるの?🤔 pic.twitter.com/VLwSsbLcMQ
2022年12月19日新潟・柏崎市の立ち往生もスゴイですね!
ガソリン車ではアイドリングをして暖房を使いますが
そうそう燃料切れにはなりませんね
ですが電気自動車だったら?
今回は、電気自動車で雪の立ち往生に遭遇した時の対処法を考えていきます
どれぐらいで電池切れ?
一番気になるのは
「止まって暖房すると何時間で電池切れ?」
だと思います
計算していきます
先ずは設定
現実を考慮し残り半分とします
この写真は気温0℃・エアコン22℃設定で走っているときの電力消費量です
(暖房は750W程度)
車内は暖まっている状態です
更に日光が出ており、条件が良すぎるので、そのまま適用はできませんね
計算は倍程度の消費量にします
システムの使用電力は200W
=1.7kw/時間を消費する
20kw÷1.7kW=11.8
約12時間ですね。
62kwのリーフで半分だと(31kw/h)
約18時間です
実際の運用は
余裕を持ったプランをお願いします
ガソリン車より短いのが現実ですね
電力消費を抑える方法
しかし、救助はいつ来るか分かりません
できるだけ消費を抑える方法を説明していきます
電装を全て切る
ライト等も電気を消費します
必要以外は切りましょう
・ワイパー
・リアの曇り止め
内気循環にする
外気導入は外の冷たい空気を温めます
内気循環だと室内の暖かい空気をもう一度
暖めるので、電力消費が少なくなります
エアコンを弱める
最小限の暖房を使う様にしましょう
設定温度を下げれば、電力消費が減ります
できるだけ下げ、
問題無ければ切っておきましょう
シートヒーターを活用する
暖房を弱くした分はシートヒーターを活用しましょう
気温が-5℃程度ならば、これだけでもなんとかなります
管理人はシートヒーターだけで通勤を試してみました
手は冷たかったですが、何とか大丈夫でした
暖房を使わなかった場合の計算
暖房をオフにしてシートヒーターと下記の電気毛布を併用
電気を節約した場合の対応時間を計算します
①シートヒーターの消費電力はごくわずか
前席二つ+システム電気で500w
つまりシートヒータは300w
温度調節するので平均200wで計算
消費電力は最大36wですので
40w×2=80wで計算
システムの消費電力は200w
=0.48kw/時間を消費する
20kw÷0.48kW=41.6
約41時間程度は大丈夫
62kwのリーフで半分だと(31kw/h)
約64.5時間です
これぐらいの時間があれば除雪車が来て解決すると思われます
万が一の為に準備を
しかし、電気自動車が雪道が苦手なのは明白
万が一の備えをしておきましょう
電池を減らさない
基本ですが、
万が一に備え早めに充電しましょう
半分程度減ったら充電する気持ちで
電気毛布
シートヒーターと電気毛布があれば、
暖房無しでも暖かいです
スタックした時にも使えるので
人数分用意するとベスト
車中泊でも活躍します
12V用ヒーター
シガーライターソケットから電源をとれる
12V用のヒーターを持っていれば便利
リンク集
冬場の電気立ち往生の動画をリンクしておきます。興味ある方は視聴をどうぞ
まとめ
・電気自動車で雪の中を立ち往生すると
ガソリン車より早くエネルギーが無くなる
・その場合はシートヒーターなどを使い
電気を消費しない様にする
・万が一に備えて
電気毛布やヒーターを持っていると安全
電気自動車で雪道を走るときは万が一の為の装備をしていくことをオススメします
次回はこういう時の為に「メーカー」や「JH」にやってもらい対策について書いていきます
コメント