路線バスのいすゞ製AMTのギクシャクが酷い!
トラックなら良いのですが、加速減速を繰り返す路線バスは…
今回はいすゞ製ATM路線バスを実際に上手に操作する方法実践編をシェア
問題のAMTとは
問題のAMTは、MT(マニュアル)とAT(オートマ)の良いとこ取り(?)の変速ミッションです
既存のミッションを油圧制御にて自動変速にすることでコストを抑えています
また既に使用されている物なので耐久性・信頼性も確認済の優れもの(?)です
※今回も2013年製の路線バスでの解説です
通常の発進加速
半クラッチ
- 1400rpmになると完全に繋がる
- 900rpm以下になると半クラ状態に
半クラッチは自動で行われます
1400回転になると完全に繋がりますが、その際にショックがでます
しっかりと繋がるまでアクセルは緩めに
具体的には「1400回転キープの空ぶかし」をするイメージで
その後に大きくアクセルを踏んで下さい
発進は3速がオススメ
急な坂道以外は3速発進がオススメ
理由
速やかに加速できる上に変速ショックも1回少なくなるので合理的
加速
そのまま踏み続けると加速します。変速は自動で行われますのでラクチン!
ギアチェンジの度に加速が止まり縦揺れしますが、
MT車のときでも乗客は同じ様に感じているので気にしない方向で
揺らしたくない場合は
立客等の関係で揺らしたくない場合はMモードで変速しましょう
特にシフトする前に少しアクセルを戻すと揺れが小さくなります
巡行
好みのギアになったらMモードで固定。さもないと6速まで上がってしまいます
そうなると速度をさげる時に面倒なのでシフトアップは止めましょう
発進のまとめ
停止中に3速に入れる
⇓
発進して1400回転キープ
⇓
ロックアップ後「D」・アクセル踏み込む
⇓
4(5)速になったらMモードへ
おすすめの速度とギア
実際のところは何速で止めるかと言うと管理人はコレを基準にしています
ギアと速度の関係は前回のブログで
右左折
右左折途中でギアが変わると加速が止まったり変わったりするので厄介
特に右折でモタモタすると対向車線の車と事故になりかねません
「2速」で曲がる時と「3速」で曲がる場合があるので両方を
2速の場合
2速の場合はそのままスタート
1800回転を超えると3速に変速するので、それ以下に抑えるかMモードにして進行します
3速の場合
停止状態でMモードにし「+」へ押し込む
1秒程度かかりますので注意が必要です
右折は素早く対向車線を跨ぐ必要があるので3速発進を強くオススメします
3速発進を多用しても大丈夫?
標準操作で3速発進が可能になっているのでメーカーで耐久性でチェックされてると推測されます
耐久性についての考察は前回のブログを読んでみてください
停止
停止直前にギアが下がり変速ショックが出ます
路線バスの場合は停止直前に立ち上がる人もいるので車内事故になる場合も
停止は特に注意です
平坦路・下り坂
Mモードで4速までシフトダウンし排気ブレーキ(以下排気)を効かせながら減速
①1000回転で排気を切り②900回転でロックアップが外れたら「N」に入れてブレーキのみで停止
理由
①ギアが抜けた時の衝動が大きい為
②停止寸前でギアが下がり揺れる為
上り坂
Mモードで4速までは同じですが排気を切り「D」に入れ自動でシフトダウン
少しショックが出ますが、ブレーキのみの振り戻しより小さいのでオススメ
理由
停止寸前に一押ししてくれるので穏やかになります
ギアホールド
Mモードの「+」「-」のどちらかにレバーを倒したままにするとギアがホールドされます
自動で2速に戻るのもキャンセルされるので便利
一旦停止や信号のタイミングで2速に戻ると面倒な時に使うと3速が維持され発進が楽になります
まとめ
- 基本は3速で発進
- 設定のギアになったら「M」へ
- 停止は「N」・上り坂は「D」で
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