現在の電気自動車は欠点が「3つのみ」と言っても過言ではありません
今回は「3」の解決に必要な暖房の電気消費を抑える技術を紹介します
- は徐々に高速充電化が進んでおり技術的には殆ど解決されています
どちらかというと法整備やコストの問題です - は全個体電池で解消予定
劣化は電解質が液体の為起こるので
個体になれば劣化は低下し解決です
なぜ電気自動車の暖房は欠点?
少し脱線しますが先ずは電気自動車の事について説明します
現在の電気自動車はエンジン関係をモーターに変えただけの物です
例えば電動ラジコン車にブレーキは無いです
モータで減速できるため、本来は電気自動車に減速用ブレーキは不要なのです
(実際、一部のe-POWERはモータのみで完全停止する)
このことからも分かるように今のEVは過渡期であり
エンジン車の名残を大きく残していることが分かります
話を暖房に戻すと現在の電気自動車は
熱を無限に使えるエンジン車をベースに駆動関係をコンバートされているに過ぎません
ですのでエンジン車と同じ様に室内を暖めると電気をジャブジャブ使います
結果、走行可能距離が減り冬に弱いイメージを作っています
今回はそれを解決する為に、今後装備される近未来のEV用暖房装備を紹介します
輻射ヒーター
(シートヒーター)
シートヒーターは今やガソリン車にも搭載されるスタンダードな装備で
電気自動車に使うと暖房使用を抑制できます
しかし足下やお腹側は暖まらず暖房との併用が必須でした
そこで登場するのが輻射ヒーターです
これは赤外線を足下に当てて暖を取るものです
(こたつと同じ)
これにより多少の寒さでは暖房不要になり電力消費を抑えます
また頭寒足熱を促すことで眠気を防ぐ効果もあります
排熱回収装置
電気自動車は効率が約90%と言われており
わずかですが無駄に熱を排出しています
(インバータ・モータ・バッテリが発熱)
その熱を室内に送ることで電気を消費せずに暖房を使えます
ガソリン車は廃熱を暖房に使っていますが
同じ様に電気自動車も廃熱を有効利用する技術が開発されつつあります
熱交換換気
エンジン車は外気を充分に暖める量の熱をエンジンから排出します
なのでそのまま排出・吸入し換気しています
エンジンがあれば無限に熱が出来るので
問題無いですがEVだとそうはいきません
なので出す空気から熱を回収するという方法が必要になってきます
そこでこのシステムの登場です
これは出す空気の熱と入れる空気をクロスさせることで熱を移動させることができます
捨てる熱を減らすことができるので熱の生産を減らし電費を向上させます
立ち往生も怖くなくなる⁉
現在の電気自動車で雪の立ち往生に遭遇すると大変な目に合う場合があります
電気が少なくなると暖房を控えなくてはいけなくなるため最悪の事態も
このような装置が着くことで冬でも普通に使えるようになる日は近い⁉
まとめ
実際はそれぞれの電気を削減する効果が少ないですが、合わせると大きな効果が期待できます
採用が進めば冬でも電力消費が少なくなり電気自動車が身近なものになりますね!
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