e:HEV搭載のZR-Vが発売されました!
ホンダはi-DCDというハイブリッド技術で独自感をだしていましたが不発!
特にFITでリコール連発の大失敗!今後は変速ギア無用のe:HEV中心に進めていくようです
これからのホンダのHVを背負うe:HEVの仕組みや特徴メリットデメリットを解説します
FITは大変なことになりました
e:HEVとは
e:HEVとはシリーズ方式に分類されるハイブリッドです
基本は電気だけで走り、必要な時はエンジンでも走ります
スプリット方式・シリーズ・パラレル方式とも呼ばれています
e:HEVの読み方
正式には「イー・エイチ・イーブイ」と読みます
管理人は「イー・ヘブ」と省略して読んでいます
e:HEVの仕組みと特徴
e:HEVを簡単に説明すると、「エンジンでも走れるe-POWER」です
一般道・低速時はバッテリーとエンジンからの電気で「電気自動車」として走ります
モーターは低速時に効率が良い為、発進から低い速度までを担います
ここまではe-POWERと同じです。しかし
バイパスや高速道路ではモーターを介さずにエンジンで直接駆動する方が効率良くなります
これは回転を制御する周波数を調整するのにロスが発生してしまうからです
交流モーターの回転速度決まり、そしてモーターの回転速度はでHz(ヘルツ)で決まります
インバーターと言う装置でHzを制御し速度を変えます
この時に一度直流の電気に変え、再び指定のHzへ変換する為ロスが発生します
おおよそ変換ロスが10%程度と言われており、
高速道路等ではエンジン直接の方が燃費が良くなります
そこで、e:HEVはエンジンとタイヤを直接繋ぎ、ロスをなくします
これによりe-POWERとは違い一般道から高速道路までを燃費良く走ることができます
e-POWER・モーターが低速域で効率が良い理由は過去ログで
e-POWERとS-HYBRIDの融合!
以前のブログで「e-POWERとS-HYBRIDはそれぞれ得意分野がある」と書きました
まとめると、e:HEVはこの二つの「良いとこどり」です
メリット・デメリット
今回は同じ土俵であるe-POWERとの比較で考えていきます
メリット
①燃費が良い
ノート X | FIT HOME | |
---|---|---|
WLTC燃費総合 | 28.4 | 29.0 |
市街地モード | 28.0 | 28.6 |
郊外モード | 30.7 | 30.5 |
高速モード | 27.2 | 28.2 |
特に高速道路で差が大きいです
実際の高速道路は燃費測定とは違いアップダウンもあります
実燃費はもっと差が開きます
ノート X | FIT HOME | |
---|---|---|
総合実燃費 | 24.3 | 29.7 |
市街地実燃費 | 19.6 | 28.1 |
郊外実燃費 | 34.0 | 32.7 |
高速実燃費 | 26.6 | 29.7 |
MOTA調べの実燃費は大きく差が開いていますね
エンジン直結モードは燃料消費を更に低減できることが証明されています
②モーターの負担減
エンジンでも走るためモーターやインバータの負担が減ります
当然、故障も少なくなると思われます(未知数)
③長寿命
モーターやインバータの負担が減ると
システムの劣化が減り、車全体の寿命も長くなると考えられます
デメリット
①車重の増加
ミッションとクラッチが増えるため
相対的に重くなります。低速域の燃費では不利に
②コスト増
部品が増えるのでコストが上がります
企業努力で販売価格は据え置きのようですので
消費者の負担は無いですが
③イメージが良くない
モータだけで走る方が先進的に見えてしまいます
詳しくない人にとってはモーターのみでの走行の方が電気自動車に近く印象が良いようです
イメージは大事か⁉
仕組みを見るとe-POWERよりe:HEVの方が複雑で高性能と考えられます
しかしe-POWERの方が宣伝が上手でイメージ戦略に勝利していると思われます
普通に考えると「HV」より「EV」の方が先進的という印象ですね
ホンダはもう少し環境性能を主張し販売台数で健闘してもらいたいと思います
車種 | 販売台数 |
---|---|
ノート e-POWER | 7,603 |
FIT e:HEV | 3,692 |
販売台数はノートの約半分ですね
まとめ
- e:HEVはe-POWERより複雑で高性能
- 消費者にはデメリット無し
- イメージで日産に負けで販売台数苦戦
管理人が買うなら迷わずe:HEVにします!
検討中の方は参考にしてください!
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