【不安】売れるかな?マツダMX-30レンジエクステンダー!中身とスペック解説!ライバルとの燃費比較をしてみた

MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV メカニズムのすすめ
画像・マツダHPより引用
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※この記事は2023年1月時点です。2023年9月14日予約開始・同11月16日発売になっています

欧州でMX-30 Rotary-EVが発表されました
(レンジエクステンダー付きEV)

今回はコチラを紹介します。

純EVのMX-30は過去ブログで確認ください

リンク:マツダ公式HP

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MX-30R-EVとは

MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV
画像・マツダHPより引用

正式にはMAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EVです

先出のMX-30EVモデルのレンジエクステンダー仕様となります

実質はPHV的な使用が想定されます
(PHEVに近い)

通勤はEV走行遠出時はエンジンで発電しハイブリッド走行することができます

最大の特徴は発電用エンジンに唯一無二のロータリーエンジンを選んだところ

ロータリー復活に喜ぶファンも多いかと

R-EVの「R」はロータリーエンジンのR

レンジエクステンダーのRの両方を示していると想像されます

スペック

数値は欧州仕様なので日本仕様は少し変わるかと思われますので参考程度に

エンジン
830cc1ローター 75ps/4700rpm

走行用モーター
170ps/260Nm

バッテリー
17.8kWh EV走行距離約85km

ボディー等はEV仕様に準じる

Ride Nowより引用

エンジンは発電用完全にモーターで走行

システムは充電できるe-POWERといった感じ

ロータリーエンジンって?
ロータリーエンジン
画像・レスポンスより引用

ロータリーエンジンは世界で唯一マツダが一般販売しているエンジンです

円運動で振動が少なくスムーズに回るのが特徴

発売日は?

発売日は未定です

予想では欧州でもうすぐデリバリーが始まるのを考慮すると初夏ぐらいかと

ロータリーエンジンを発電用に使うと何が良い?

振動が少ない

半電気自動車として販売するMX-30R-EVとしては存在感が無いエンジンが理想

振動が少ないのでピストンエンジンより電気自動車向いています

「ツインロータリーは12気筒に匹敵」と言われていますので今回は6気筒レベルの振動かと

コンパクト

e-POWERのエンジン
e-POWERのエンジン幅
画像・日産自動車ニュースルームより引用

ピストンエンジンはピストンが並ぶので横方向に長くなりがち

3気筒でもロータリーの倍程度の長さがあります

MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EVのロータリーエンジン
ロータリーのエンジン幅
画像・TopGEARジャパンHPより

ロータリーは横方向がコンパクトなので小さい車でも搭載し易いです

レシプロ・ロータリーエンジン比較画像
2気筒エンジンとの比較
画像・日経クロステックより引用
雨宮シャンテ
RE雨宮シャンテ
画像・オートメッセWEBより引用

360cc軽自動車のエンジンルームにロータリーエンジンを搭載した事例があります

超コンパクトかつ超パワフルなエンジンならではの逸話です

リンク:RE雨宮シャンテが蘇った!

エンジンが早く暖まる

ロータリーエンジンは冷却水が暖まりやすいです

エンジン停止時間が長いHVやPHVにとっては

暖房用の熱が確保しやすくメリットとなります

良くない点はある?

MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV
画像・マツダHPより引用

燃費が良くない

エンジンが暖まりやすいと言うことは熱エネルギーが逃げているということ

ロータリーは燃焼ガスがエンジンに接触する面積が大きいので

冷却損失が大きく燃費が悪くなる傾向です

ハイブリッド走行時の燃費比較

※MX-30R-EVは予想値、他は実燃費MXの実燃費が分かり次第反映します

車名実燃費
MX-30R-EV(欧州値)13.20km/L
アウトランダーPHV18.41km/L
エクストレイル14.89km/L
マツダ以外はe-燃費より引用

燃費引用:アウトランランダー(e-燃費)

燃費引用:エクストレイル(e-燃費)

MX-30R-EV(公式)

リンク:MX30 e-燃費

耐久性が低い

ロータリーは10万キロで分解整備が必要と言われています

このシステムでは一定負荷状態でしか使わないので劣化は遅いと思われますが未知数ですね

参考リンク:Carblo.net/ロータリー

オイルが減りやすい

ロータリーエンジンはオイルが減りやすい傾向にあります

スポーツカーならともかくノーメンテナンスが基本の現代のエンジンとしては辛いところ

改良されているはず

欠点を上げましたが耐久テストをしてOKが出た上で生産するのが普通です

通常のメンテナンスで問題なく使用できるレベルに仕上がっていると思われます

魅力はあるが売れるか微妙

MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV
画像・マツダHPより引用

車好きの管理人的には買いの一台ですが、販売台数は苦戦しそうです

決して悪い車でないのですがライバルが強すぎ

新型エクストレイル

新型エクストレイル(T33)
日産公式HPより引用

アウトランダーと比較すると見劣りする模様

アウトランダーPHV
画像・三菱自動車HPより

SUVスタイルですが2WDのみの設定の上、価格ライバルと大差なし
(欧州ではEVと同等価格の予定)

車名価格帯
MX-30EVモデル(参考)¥4,510,000~¥5,016,000
アウトランダーPHV\4,621,100~\5,485,700
エクストレイル\3,198,800~\4,260,300
各HPより参照

更に加えてワンランク下の車格なので割高と感じるのでは?

マツダ/ロータリー好きの専用車になるのではと予想されます

正式価格

MX-30ロータリーEVのグレードと価格

MX-30ロータリーEV
「Rotary-EV」423.5万円
「Industrial Classic」478.5万円
「Modern Confidence」478.5万円
「Natural Monotone」478.5万円
「Edition R」491.7万円
の5グレード

他車種展開に期待
M-X30ev
余裕のあるMX-30のエンジンルーム

ロータリーエンジン採用でコンパクトに仕上がったこのシステムは

エンジンルームの小さい小型車にもそのままでも積むことができます

今後、デミオなどに搭載されれば他社にない魅力的な車なること間違いなし!

個人的には、この先の販売戦略に期待します

まとめ

  • ロータリーエンジンは振動が少
  • コンパクトでレンジエクステンダー向き
  • 燃費はライバルに一歩劣る
  • 値段も割高で販売は苦戦と予想

ロータリーエンジンの新しい形の第一歩になるMX-30R-EVの発売となります

販売は苦戦する思われますのでロータリーファンの方には是非購入していただき

今後のロータリーエンジン戦略の弾みにしてもらいたいなと思います

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