このカーブでは「ロー」がいいよ
「ロー」って何速?
「ロー」なんてAT車が主流の現在では聞かなくなりました
しかし、教えてくれる人が怖そうな大先輩だと聞きにくいことも
今回はギア(トランスミッション)の呼称をシェアします!
※今回は5速MTで説明します
(画像・MOTAより)
そもそもミッションの役割は?
ギアチェンジは面倒ですが、そもそも何の為にしてるかご存知ですか?
本編とは関係が薄いので気になる方は開いて見てください
①回転を合わす
時速50km・エンジン2000回転で走っている状態から5kmまで減速
そうするとエンジンは200回転で走らなくてはいけません
しかし乗用車のエンジンは1000回転以下では馬力が出にくいです
更に500回転以下では振動が酷く、最悪止まってしまいます
そのため、ギアはエンジンの回転を速度に合わせるために必要です
②燃費を良くする
エンジンは基本的に低回転ほど効率良くなります
回転を下げることで燃費を向上させます
③回転力を上げる
坂道ではより大きな馬力が必要になります
タイヤ1回転辺りの燃焼回数を増やし回転力を上げます
1速から5速の呼称
各ギアの呼称(あだ名)を解説
他に合ったら情報下さい
1速
「いっそく」
「ロー」
「ファースト」
ので冒頭のやり取りのおじさんは1速を使えと言っていました
「ファースト」はあまり使わないかな?
「ロー」は沢山の人が使うと思います
個人的に「1速」を「ロー」と呼ぶのは、昔は2速発進が主流だったと推測されます
今でもバスやトラックのMTは2速で発車が普通ですね!
2速
「にそく」
「セコンド・セカンド」
「セコ」
「セコンド」と「セカンド」英語の読み方の問題
でもセコンドの方が多かった。セカンドだと野球の二塁手と間違えるからかも?
短縮して「セコ」と言うが「セカ」とは言わなかったと記憶
3速
「さんそく」
「サード」
MTではこのギアに入れておくとギアチェンジがサボれます
マックなどを食べながら運転する時はコレに
大体15kmから60kmまでカバーできるので楽
その割に愛称が少ない可哀そうなギアです
4速
「よんそく」
「ドライブ」
「トップ」
「ドライブ」は運転とか走らせるという意味ですが、ここでは巡行の意味合いだと思われます
要は3速までは加速ギアで、4速はバイパスなどを定速で走らせるイメージ
「トップ」は一番上のギアと言う意味
ドライブもそうですが当時は4MTが主流なので一番うえの意味で使っています
5速
「ごそく」
「オーバートップ」
「オーバードライブ」
4速を1.000:1で設計することが多く
エンジン回転数とプロペラシャフトの回転数が同じに
5速はエンジンの回転(入力)よりプロペラシャフトの回転(出力)が早くなるので
「オーバー(それ以上)」をつけて呼んでいました
高速道路を低回転で走ることが出来るので
「高性能の証」を主張するために呼称してたと思われます
オーバードライブはポンチョで健在
日野ポンチョの5ATのシフトは正にそれ
1速⇒「L」(ロー)
4速⇒「D」(ドライブ)
5速⇒「OVER-DRIVE」(オーバードライブ)
終わりに
このように今では使われない呼び方がいっぱいあります
他に呼び方が合ったらコメントで教えてください!
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