電気自動車バス・BYD/J6の運用について

バスのすすめ
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今回は小型電気バスの
路線便運用について考えます

電気バスの良い所悪い所は
前回のブログを見てください

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走行距離の設定

電気バスの欠点は
1充電辺りの走行距離が短いこと
それを加味しての
ルート設定が必要です

具体的には

1走行100km迄

スペックでは
航続可能距離は200kmですが

エアコンの使用
乗車率等

によって変わってきますので
余裕を持った設定をオススメします

途中充電

距離がそれ以上になると
運行の途中で充電する必要が
出てきます

逆に言えば運行の合間
運転手の休憩時に充電できれば
走行距離は飛躍的に伸ばせます

管理人takechi
管理人takechi

充電忘れに注意

途中充電の例

管理人は
コミュニティーバスも担当しています
A駅を出発しB駅・C駅を経由して
A駅に戻るルートを3周します

1周は50kmで問題ないのですが
3周となると電欠の恐れが出てきます

A駅に戻る都度、1時間程度
休憩が有りますので
計2時間充電できます

3時間がフル充電なので
2時間充電すると
+70km程度の航続距離が得られます

それでも運行が可能ですが
休憩を伸ばして1回1.5時間にすれば
なお安心です

コストの問題

先ほどは省略しましたが
A駅で途中充電をするためには

充電器の設置

が必須になり
設置にかなりの経費が必要です

前回のブログでも書きましたが
そういうことも加味すると

コストメリットは無い

たとえ燃料費より電気代が低くても
バッテリー交換の費用に充てねばならず
経費削減は見込めません

ではどうすれば良いか?
それはスポンサーです

スポンサー契約する

2代目プリウスが爆発的ヒットになったのは

1海外セレブが面白がって買った為
2クリーンさが企業イメージになる為

2が特に強く

プリウスに乗る=環境に優しい
環境に優しい=クリーンイメージ

と言うのが一般的でした

今はハイブリッドが普通になったので
そういうイメージは無くなりましたが

電気自動車はこれからなので
充分スポンサーを見込めます

セールスポイント

スポンサーを探すにあたり
セールスポイントをまとめておきます

CO2を排出しない

なんと言ってもコレですね
世界中でCO2削減がさけばれる中
電気バスは大きなインパクトがあります

一番良いのは

太陽光発電での電気を使用

完全再生可能エネルギーでのバス運用は
名実共に素晴らしいと思います

個人的には大型百貨店と提携し
電気を無料でもらう代わりに
車体に売り文句を入れる事

売り文句
このバスは ○○百貨店設置の太陽光発電 電気で運用しています

みたいな感じはいかがですか?

静かである

2020年10月に騒音規制が強化され
2022年にも更に強化される予定です

大型車がどの程度になるか分かりませんが
乗用車は現在の

タイヤノイズでもNG

レベルになるそうです
騒音規制に、いち早く対応することで
企業イメージもUP!間違いなしです

イメージを別にしても
早朝、深夜の住宅街で
うるさいディーゼルエンジンは
走るのに気が引けます

管理人takechi
管理人takechi

静かなのは正義

乗り心地が良い

静かに走ることに加え
シフトチェンジが無いので

異次元の乗り心地を経験できます

気分は道路を走る新幹線

一度乗ったら
フレームがガタガタ鳴りながら走る
古いバスには
もう我慢できないかもしれません

乗客に優しい走りが
最大のセールスポイントかも

非常時のバックアップ

非常時にバックアップ電源になるのは
かなり大きいです

市役所などに給電装置を設置
停電時には大活躍します

災害時は電気が一番最初に
復旧するので、いち早く運行でき
また避難所への輸送にも使えます

むしろ各自治体は配備するべき

メーカーにお願い

メーカー(BYD)に2点ほどお願いがあります

急速充電規格チャデモに対応

現在のところ、日本の急速充電器は
99%以上がチャデモ規格で運用されています

そして、最近では、市庁舎や公園などに
多くに急速充電器が設置
されています

特にコミュニティーバスは
庁舎を通ることが多いので
ココを利用しない手はありません

武蔵村山市役所急速充電設備

チャデモに対応していただければ
明日にでも電気バスの運用が可能

石油ファンヒーターの
オプション設定

冬場の暖房は想像を絶するほど
電力を消費します

バスの広大な客室を暖めるのに
どれだけ航続距離が減ることになるか

また暖房は電気より燃料の方
遥かに経済的です

雪国への対応も考えて
石油ファンヒーターの設置
検討してもらいたいです

その熱でバッテリーを暖めることが
できれば尚良しです

日産リーフの狭い室内でも
電気は大量に消費します

まとめ

経路について

・J6は200km走れることになっているが
 実際の運用は100km未満になると思われる

・しかし経路充電ができれば
 走行経路を飛躍的に伸ばすことができる

・そのためにはチャデモに対応が必要

費用について

・電気バスはコストメリットが無いので
 運用にはスポンサーが必要になる

・電気バスは、まだ珍しいので
 スポンサー集めは比較的安易と思われる

・セールスポイントは、
 無CO2、無ノイズ、無不快である

BYDは自動運転にも積極的に
投資するそうです

管理人takechi
管理人takechi

未来は近づいてきましたよ!

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