BYD/J6の実燃費が分かってきたので、電気料金や導入コストを日野ポンチョと比較します
※2023年6月現在価格での比較です
比較条件
1日100km走るのを前提に10年使った時のコスト比較
100km×365日×10年=36万5千km時点
※本体は値引きや補助金等で同等になると思われるので今回は計算には入れません
BYD・J6とは
BYD・J6とはBYD(比亜迪汽車工業有限公司)が販売している電気バスです
過去ブログも参考に
コスト設定
燃費(電費)と電気単価・燃料単価
電気料金や電費・燃費等は以下の数値を参考に計算します
BYD・J6の電費
実際の走行で「100km走って半分減る」となりました
なので2km/KWhとします
(満タン100KWhの半分50KWhで100km走る)
電気料金
電気料金は大阪ガス電気の動力用プラン
夏季単価14.42円+燃料調整費額1.07
=15.49円/KWhで計算
(2023/4)
充填効率
普段の充電効率は90%にしていますが今回は高速充電です
充電器の負荷を1%、電池の負荷を1%
合計88%とします
ポンチョ燃費
運行経験上から数値を設定。軽油4km/Lとする
軽油価格
2023/6/4現在の軽油価格132.6円/Lとする
メンテナンス
J6・ポンチョ両方にメンテナンスが必要なので今回は同等とし、計算には入れません
ただし、エンジンオイル交換はポンチョのみなので計上します
管理人の勤める会社と同じ条件で計算します
オイル代
200円/L
必要量
11L/回
交換時期
2万キロ毎
オイルフィルター
4,000円
フィルター交換時期
オイル交換毎
充電器設置と保守点検等
電気自動車は既存の設備では運用できないため、本体以外にも導入コストが必要
設置費用には補助金もあるので以下の金額で計算します
夜に充電する場合はバス1台に付き1つの充電器が必要
なので増車するごとに充電器の設置が必須になります
最近は1機で車2台充電できるタイプもあるので費用はコレの半分で計算
更に2023年現在だと、国から半分程度の補助金が受け取れます
ので最終的な設置費用は1/4の155万円と設定します
軽油のポンチョは既存の設備が使えるので初期投資は0円
充電器の保守点検保険も半分も15万円/年とします
比較計算
BYD・J6
電気代
36万5千km÷2km/L÷0.88×15.49円
≒321万2,415円
充電器
設置155万円+15万円×10年
=305万円
計約626万円
ポンチョ
燃料費
36万5千km÷4km/L×132.6円
=1209万9,750円
エンジンオイル
200円×11L×18回
+4,000円×18回
=11万1,600円
計約1,220万円
結果
電気バスBYD・J6とディーゼル車ポンチョの運用コスト10年分を比較すると…
電気の方が約600万円抑えられる
補助金や設置費用は変わる場合があるりますので導入時は自治体等に相談を
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