BYD・J6試乗!電気バスなのに給油口?CO2を出すEVとは?日野ポンチョと徹底比較

BYD J6 バスのすすめ
画像・BYDジャパンHPより
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電気バスのBYD・J6が普及し始めています

2023/3現在は六価クロム問題で運行ストップしているのが残念なところ

今回は日野ポンチョとのスペック比較とインプレッションをシェアします

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BYD・J6とは

BYD・J6
画像・バスとりっぷHPより

BYD・J6とはBYD(比亜迪汽車工業有限公司)が販売している電気バスです

過去ブログも参考に

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スペック(ポンチョと比較)

日野ポンチョとBYD・J6
画像・大津市HPより
BYD J6日野ポンチョ(軽油)
全高×全幅×全高6,990×2,080×3,060(mm)6,990×2,080×3,100(mm)
ホイールベース4,760mm4,825mm
車両重量/車両総重量6,220/7,925(kg)5,730/7,710(kg)
最小回転半径7.9m7.7m
航続距離約150km約450km
電費/燃費1.42km/kWh4.5km/L
最高出力161kW132kW
最大トルク1,650N・m490N・m
総電力/燃料タンク105.6kWh100L
タイヤサイズ215/70R17.5205/80R17.5
価格1,950万円1,650万円
J6引用:BYD・HP
ポンチョ引用:JSAP・HP(HX6型)

サイズ的にほぼ同じです。J6の方が最小回転半径が少し大きいですね

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ポンチョと比較インプレッション

日野ポンチョと比較しての感想口コミです

ハンドル

ハンドルは重めで回すのに力が必要です

手を放しての戻りも弱く大型車の様な印象です

ハンドルの重さも相まって小回り性は悪い印象

加速

加速はポンチョと同等か少しユックリな印象

数値ほどのトルクは感じませんでした

ブレーキ

カックンブレーキが強めです(新車のため?)

回生ブレーキとの協調が甘いのかも

走行音

乗車していると静かです。その分内装のガタガタが良く聞こえる

暖房の作動音の方が賑やかです

乗り心地

厚いシートのおかげで運転は楽です

この辺りは輸入車ですね

良いところ

低速時は静か

低速度域はとても静か

観光地や閑静な住宅には最高です

早朝や深夜の住宅街も静かに走行できます

車いすスロープ内蔵

最近の大型バスと同様に、車いす用のスロープは床と一体になっています

ワンタッチで使えるのでポンチョに比べ便利

燃料ヒータで冬場安心

冬場の走行可能距離減少対策として燃料式ファンヒータが使えます

「電気バスなのにCO2を出すなんて…」と思う方もいるかもしれませんが

実用性を考えるとコレがベスト。ちなみに軽油仕様で会社で補充でき便利です

燃料式ヒータはオプションで

燃料式ファンヒータはオプションとなります
(寒冷地仕様と思われる)

これにより暖房を使っても航続距離を減らさずに運用可能です

リーフやテスラにも設定すべきと思います

悪いところ改善希望

ハンドルが重く小回性が

女性バス運転手も多くなってきています

ハンドルが重いと重労働になりやすいので軽くしてもらいたいです

セッティングで簡単に出来そうですが

疑似排気ブレーキ・リターダを

大型車はブレーキを使わずに排気ブレーキ等で減速することが多いです

なので回生ブレーキ効き強くするスイッチが欲しいところ

アウトランダーの様に段階調整できると尚良し

リンク:アウトランダー/回生レベルセレクター

40km以上で馬力無い

モーターの特性で40kmまでは大丈夫ですが、それ以上はモッサリしています

50kmまでトルクが続くと運転し易と思われます

これも簡単に出来そうですね

まとめ

  • BYD・J6は100%電気で動くバス
  • ポンチョの方がパワーも有り運転もし易く、今後の改良に期待したい
  • 暖房は燃料も選べるので冬の航続距離も心配無し

六価クロム問題で揺れていますがJ6は良いバスだと思います。今後の改良に期待したいです。

次回は各部詳細とスイッチ類を解説します

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