観光バス運転手が仕事がないため、路線バス部門に出向してきています
そのアオリを受けて、自分は輸送部門へ出向に
久しぶりにトラックを運転しています
今回は疑似転職ということで、
路線バス→中距離トラックの転職、バスとトラックとの違いをシェアします
今実際に使っている、いわゆる4t車をメインに記述しますね
今回のトラック
4tワイドボディ車
4tワイドボディで運行しています。
後ろのみの開閉で、顧客の仕様に特化した車両になっています
3500kgの積載が条件らしく軽量化をしています
軽量化
日に日にトラック本体が重くなっています
4tの場合
8000kg-車両本体の重さ=最大積載量
になるので車両の軽量化が必要になっています
このトラックが3500kg積める秘密をご紹介
リーフサス
エアサスにすると部品が増え重量増になるので、あえてノーマルサスで
内張除去
フレームの間は木材で埋めてあるのが普通ですが全てカット!
アルミホイール
もちろんホイールも車両総重量の一部!
高価なアルミホイールで少しでも軽量化
今時3500kg積める4t箱車も珍しいですよね!
トラック荷台の種類についてはコチラを参考にしてください
大きさ
全長約7m
幅は規制いっぱいの約2.5m
高さ3.5m
横幅は大型と同じです
車両総重量は約8tになります
免許
平成19年6月1日までは普通免許で運転可能でした
それ以降取得の方は中型免許が必要です
コレを普通免許で乗れるのは危険ということで
免許改正の元になった規格車です
事故が多かったのです
動力性能
バスに比べると空車時と積載時の差が大きいです
ブレーキ
ブレーキはモチロン良く効きます。
しかし、空車の時とフル積載の時では大きく重量が違います
重量増加に合わせて制動距離を伸ばしていく必要があります
このトラックだと
空車時は4.5t
満積載は8.0t
約1.75倍です
計算では
制動距離も1.75倍、事故の被害も1.75倍に
アクセル
空車であれば元気に走りますが、積載が増えるにつれパワー不足に
早めにギアを一速落とすなど状況判断が必要
その他
エンジンが前なので、空車時の重量バランスが悪くよく揺れます
前の方に重い荷物を積むと更に悪くなるので後ろタイヤの辺りに重い荷物を
特に雪道は後輪が空転しやすいので積み方に注意
運転感
最近はエアサスの普及で良くなってきていますが、
空の状態より適度(半積載くらい)に荷物が乗っている方が乗り心地も良いし
どっしり感が出て運転も楽です
ワイドボディ車だけですが、リアタイヤが車体より引っ込んでいるので
バック時に目標物が無く、勘と慣れが必要になります
ミラーが大きい
キャビンより荷台が左右に出ていることが多いです
その為、ミラーも外に出ています
バスに慣れている人は狭い道で塀などに注意です
また広範囲を見れるようにラウンド(広範囲が見える)しています
左の巻き込み確認がミラー頼み
左後ろは目視できません
ミラーを見ながらユックリ曲がり、巻き込み事故に注意してください
待遇・福利厚生
トラックの場合はピンキリです
会社によりますが、バスよりは福利厚生は低いイメージです
まあ、福利厚生を気にする人は、トラック乗りには少ないと思いますが…
稼げる?稼げない?
仕事を増やせば稼ぎやすい環境です
運転時間は完全に業務時間にカウントされるので
中距離、特に定期便で回数をこなすと高給与になりやすいです
安定してる?
正直に言うと顧客次第です
顧客が大手で、またコロナ禍で仕事が増えた企業なので安泰でした
福利厚生
今回の勤務地は親会社と同じ待遇です
保養所とかは無い会社が多いと思います
仕事と運転の感想
中距離の運転なので、相対的に運転時間が長く積み込み時間が短いです
路線バスは市街地が多いのですが、このトラックの仕事の場合はバイパスが多く
また運転を見ている人も少ないのでノンビリと走らせています
左折時に左後ろが目視できないの不安になることが有りました
ハンドルを切る前にしっかりと確認し、旋回中はミラーをみて安全を確保する必要があります
積載時は、かなりブレーキが悪くなります
空の時よりギアを下げ、排気ブレーキを多用し、フットブレーキの負荷を下げることを心掛けています
まとめ
まとめは実際に転職した場合を想定した場合を記述します
今回の内容とは少し違うところが有りますが了承下さい
- 勤務時間は道路や顧客の生産状態により大きく変動し時間が不安定
- 荷物を積む時に運動になり、運動不足は少ない
- 路線バスと比べるとミラーが出ており、また積載により運転感覚が変わるので要注意
- 運転は一人なので、事故さえ気を付ければ自由が多い
- 稼げる会社も多いがボーナス・福利厚生が無い会社も多い
路線バスに比べると気持ち的に楽です
路線バスで乗客とのイザコザに疲れた人はチャレンジしてみてはいかがしょうか
コメント