2006年に発売された小型バス日野ポンチョは何度もモデルチェンジをしています
しかし!
細かい所がいくつも変更になっていますが、なんとも目立たない
働く車は話題性より信頼性なので大きき変えないのは分かるのですが…
だけどせっかく変えたのだから、宣伝してほしい!
そこで今回は日野ポンチョの地味な小変更についてクローズアップします
ポンチョは良い車ですよ
日野ポンチョとは
※今回は2代目日野ポンチョ(HX系)について書いています
ポンチョはJバスが生産し、日野が販売する小型路線用バスです
このクラスの路線用バスは他社が撤退しているので2021年現在はライバル不在です
(日本国内)
詳しくは過去ブログで
大きく分けて3種類
ポンチョは大きく分けると3種類になります
HX6系
2006年(平成18年)3月22日に発売
同年12月20日電子制御式5速AT車が追加
2007年(平成19年)7月18日に一部改良
他にもチョコチョコと改良されていると思われますが、今回は基本的に一つとしてカウントします
※短縮してHX6と呼びます
HX9系前期
2011年(平成23年)8月9日マイナーチェンジ
基本的なものは踏襲していますが、特にエンジンが大きく変わっています
※短縮してHX9前と呼びます
HX9系後期
2017年(平成29年)12月5日マイナーチェンジ
MTが廃止されATのみに。またLEDが多用されています
※短縮してHX9後と呼びます
エンジン
HX6とHX9前HX9後最大の違いはエンジンです
エンジン4.728cc-J05D型→5.123cc-J05Eに
(馬力は変更なしトルクは490Nm→530Nm)
排気量はUPしており、それによりトルクバンドが変わっています
また最大許容回転数も変わり、ほとんど違うエンジンとなっています
アドブルー
HX9後よりアドブルー仕様になります。
おかげかどうか分かりませんがDPR再生の白煙が少ないです
後部座席
HX9後はアドブルーのタンクの設置で運転席側のアームレストが無くなっています
因みに枕にするのにチョウド良い高さw
オイルクーラー
HX9前HX9後にはオイルクーラーが付きます
夏場の油温が予想より厳しかったのでしょう
冬場はオーバークール気味になりますがHX9後メータでは表示されない様になっています
HX6で冷却水のリザーブタンクがありましたが、後述の位置に移動しています
リザーブタンク
HX6はラジエタ前に冷却水のリザーブタンクがありましたがHX9前HX9後はエンジンルーム
オイルクーラーをつけるのに邪魔になったのでしょう。ですが点検し易くていい感じです
ウインカー
HX6とHX9前HX9後では側方前タイヤ上のウインカー形状が異なります
また固定も前者はスライド式で後者はビス止めに変わります
このおかげで車検証の全幅が2センチ増加
車いすスロープ
HX6の最初のマイナー前車だけはスロープ扉が一枚ものになっています。
その後から折れるようになっているので、クレームが多かったのでしょう
一枚ものだと閉じてから車いすの人を定位置に移動させることになり手間が増えます
シートベルト
二点式のシートベルトのみですがHX6左が巻き取りで右がバックル
HX9前HX9後では左右逆になっています
三点式ベルトと共通にしたものと思われます
室内灯
HX9前HX9後は前車内灯を暗くするスイッチが一体物です。HX6は別体のスイッチでした
一体物は直ぐに接触が悪くなってしまいます
また室内灯は全てLED化されています
路肩灯
HX9後からLEDに変更!ここは明るくても迷惑ではないので今までの車体も変えてほしい
ミラー
HX9後は座席を全部見渡せる丸型ミラーが追加されています
(ひょっとするとオプションかも)
エアコン(クーラー)
HX9後のエアコンはアイドリングでも良く効きます。おそらく容量アップしていますね
またスイッチも前向き表示だったのが横向きになり英語表記に
メーター
HX9後からインフォメーションディスプレイ付きのメーターに
HX6HX9前は管理人が25年前に乗っていた日野の4t車と同じです
ドアインターロック
HX6はシフトが入っていても開閉出来ました
ですがHX9前HX9後はNレンジにしないと扉は動きません
また開き中はMTがギアが入らずATはロックがかかり、発進が完全に不可です
降車ランプ
HX6最初期以外は降車の有無を知らせるディスプレーに車椅子と健常者の区別があります
あると何気に便利なアイテムです
まとめ
このようにパッと見が同じでも沢山の箇所が変更になり、使い勝手が向上しています
皆さんも路線バスでポンチョに乗る時は比べて見てくださいね
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